カープ6度目の完封劇は投手中心とした守備力の勝利 安仁屋宗八氏が称賛
「広島6-0日本ハム」(5日、マツダスタジアム) 広島が今季6度目の完封勝利で連敗を5で止めた。先発・森下暢仁投手は5勝目を挙げた。デイリースポーツ評論家の安仁屋宗八氏は「投手中心とした守備力の勝利」と称賛した。 【写真】ファンとタッチを交わす森下 疲れ見せず爽やか ◇ ◇ 森下はいつも以上に気合が入っていた。相手先発が侍ジャパンで一緒に戦った伊藤ということもあったのだろう。リキみとは違う力の込め方で直球、変化球ともキレのいい球を投げていた。 強気に内角を攻める会沢のリードもよかったんじゃないか。逆方向へのヒットが少なくフライアウトが多かったからね。8回で115球。球数だけを考えるなら交代かもしれないが、最後まで投げ切れるだけの余裕を感じた。 バックも森下をもり立てた。連打された六回は1死一、二塁から菊池の好プレーで大きなピンチを切り抜けた。郡司の頭上を越えそうな飛球を好捕したかと思えば、マルティネスのセンターへ抜けそうな打球を深いところでさばいて二塁封殺。これは位置取りのファインプレーですよ。この日は矢野や田中にも好守があり、流れを渡さなかったのが大きい。 後半に入ってようやく打線がつながりを見せ、結果としてワンサイドになったが、投手を中心にした“守備力”の勝利だと思うね。