自転車の「ながらスマホ」「酒気帯び運転」の罰則が強化…11月1日から施行される「改正道路交通法」で何が変わる?専門家が解説
◆正しい交通ルールを理解しよう
道路交通法では、これまでも信号無視や酒酔い運転などは危険行為の対象でしたが、道路交通法施行令の改正により、自転車の「運転中のながらスマホ」「酒気帯び運転」も新たに危険行為となります。また、自転車運転中に危険行為を繰り返しおこなった人に対して、各地の公安委員会が実施する自転車運転者講習を義務づけることができるとされています。 「自転車運転者講習では、小テストによる交通ルールの理解度チェックや犯しやすい違反行為の事例紹介、視聴覚教材による危険性の疑似体験、危険行為に関する学習・ディスカッションなど、受講者の行動特性に応じた教育内容で実施され、実際の講習時間は3時間です。2023年は631人が受講しました」と梶原さん。自転車事故の被害者や遺族の体験談が紹介されることもあり、講習では事故の悲惨さや交通ルールについて学びます。なお、受講命令に従わないと5万円以下の罰金が科されます。 自転車は誰でも運転免許なしに運転できる車両であり、身近な移動手段として便利です。一方で、交通ルールを軽視し、危険な運転を何度も繰り返す人も少なくありません。そうした人は、自転車運転者講習を受講し、正しい交通ルールを身に付けることが必要です。 最後に梶原さんは「自転車の“ながらスマホ”と“酒気帯び運転”の罰則が強化されることになります。この機会に、改めて自転車の交通ルールを確認してください」と呼びかけていました。 番組のエンディングでは、杉浦と村上が今回学んだ「自転車のスマホ・酒気帯び運転の罰則」について復習。2人が特に注目したポイントをピックアップして発表します。村上は“11月1日は道路交通法の改正”と改めて強調し、「やっぱり(施行日を)知っておかないといけないと思うので、“11月1日からですよ!”ということをしっかり伝えたいなと思います」と声を大にします。 杉浦も“自転車のスマホ・酒気帯び運転の罰則強化”と今回のテーマに再度注目し、「“この2つが強化されました”ということを伝えないといけませんから」とコメントしていました。 (TOKYO FM「杉浦太陽・村上佳菜子 日曜まなびより」10月20日(日)放送より)