フェルスタッペン、中国GPスプリントで4番手スタートも関係なしの13秒差圧勝劇!2位ハミルトン、3位ペレス…角田裕毅は16位|F1
2024年のF1第5戦、中国GPのスプリントレースが20日行われた。 現地上海は曇り空ながらドライコンディションでスプリントの時間を迎えた。19周で行われるスプリントのタイヤに、19台がミディアムを選択。11番グリッドからスタートするジョージ・ラッセルのみがソフトを装着した。 【動画】中国GPスプリントのP3争いが激化!アロンソvsサインツが同胞対決、そのスキをペレスが突いて2台抜き! スプリントレースがブラックアウトとなり、2番グリッドスタートのルイス・ハミルトンがトップでターン1に飛び込む。並びかけたランド・ノリスがターン3で押し出される形になり、ポジションを大きく落とした。 トップはハミルトン。2番手フェルナンド・アロンソ、以下マックス・フェルスタッペン、カルロス・サインツ、セルジオ・ペレス、チャールズ・ルクレール、ノリス、オスカー・ピアストリという並びでコントロールラインに戻ってきた。19番グリッドの角田裕毅はターン14でアレクサンダー・アルボンを抜き、P18で2周目に入った。 トップのハミルトンが後ろのアロンソとはDRS圏に入らない1秒台の差をキープしつつ、トップを快走。2番手アロンソは7/19周まで粘るも、ターン14のストレートエンドでフェルスタッペンに抜かれ、3番手にポジションを落とす。 9/18周目のターン14ではフェルスタッペンがハミルトンをパスし、これでオランダ人ドライバーがトップに浮上した。 ソフトタイヤのラッセルはデグラデーションが大きく、前方チョウ・グァンユとの差をなかなか詰めることができなかったが、10周目にようやくパスし、9番手にポジションを上げている。 3番手アロンソは後ろのサインツ、ペレス、ルクレールに続くトレインを形成し、なかなか抜かせない展開に持ち込み、周回を続けた。すると16/19周目、ターン6でアロンソにサインツが仕掛ける。ここからアロンソとサインツがバトルを展開するうちに、後方からきたペレスが一気に2台抜きを見せ、3番手を奪い取った。 アロンソは17/19周目にピットイン。サインツとの接触があり、タイヤをパンクさせてしまったという。これでアロンソは18番手までポジションを落とした。この後、フロアに異変があるとして、リタイアを選択した。 トップのフェルスタッペンはペースをコントロールしながらも独走。4番グリッドスタートをものともせず、レース中盤でトップに立つと、後方との差を13秒まで広げてスプリントレースのトップチェッカーを受けた。2位ハミルトン、3位ペレスとなった。 4位ルクレール、5位サインツ、6位ノリス、7位ピアストリと続き、8位にはソフトタイヤを持たせたラッセルが入った。レッドブル、メルセデス、フェラーリ、マクラーレンの4チームがポイント圏内のトップ8を占める結果となった。 角田はアルピーヌ勢を追うも盟友ピエール・ガスリーを抜ききれず、P16でスプリントレースを終えている。
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