宇城市産の食材、三角西港で景色と一緒に堪能 食品ロスも削減 うきからレストラン
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熊本県内外の料理人が、宇城市産の食材で腕を振るう1日限定の「うきからレストラン」が10月26日、同市の三角西港の洋館「浦島屋」で開かれた。地元の野菜や肉、魚を使ったビュッフェ形式のランチとディナーに計100人が訪れ、西港からの景色を楽しみながら食事を堪能した。 地元の魅力発信を目的に同市が企画し、昨年開催した「もったいなかレストラン」の第2弾。今年は県内外から和、洋、中の8人のシェフやパティシエらが料理を担当、食品ロス削減のため規格外の野菜なども使った。小川工高や松橋西支援学校高等部の生徒は箸や箸袋を手作り、松橋高生は持ち帰り用焼き菓子のレシピを考案するなど、地元高校生も協力した。 ランチでは、食肉生産販売「杉本本店」(豊野町)の黒毛和牛と老舗食品メーカー「松合食品」(不知火町)のしょうゆを使ったローストビーフ、6種の柑橘[かんきつ]を使ったジュースなど計18品が並んだ。夫婦で訪れた会社員の男性(49)=熊本市南区=は、「お肉がやわらかく、しっかりとした味でおいしい。三角の景色を眺めながらの食事は最高」と笑顔だった。(古東竜之介)