観光大使のフリーアナ「ロードバイクの聖地になってくれれば」
福島県あったかふくしま観光交流大使を務めるフリーアナウンサーの佐々木瞳さん(38)は昨年12月22日、いわき市で開かれたサイクリングイベントに参加し、いわきの風景を楽しんだ。佐々木さんは「福島がロードバイクの聖地になってくれればうれしい」と話している。 佐々木さんは元ラジオ福島アナウンサー。東日本大震災の時は浜通りを中心に取材を重ね、現場を伝えてきた。現在は東京都を拠点にしながら定期的に福島県を訪れている。同大使には昨年7月に就任した。ロードバイクには2023年から乗り始めた。佐々木さんは「格好良いと思って乗り始めた。思っていたよりも(簡単に)乗ることができるから楽しい」と話す。イベントでは同市四倉町の颯サイクルを発着地点に四倉海岸やワンダーファームを巡った。 「景色の良さが浜通りを走る醍醐味(だいごみ)。いわきにはレンタサイクルもあって気軽にできるのも良い」と佐々木さん。「震災の爪痕や震災後の新しい風景が見られるのも、浜通りが他のルートと違う魅力。ホープツーリズムとしての良さも発信していきたい」と話した。
福島民友新聞社