若い力で地域盛り上げ 岩手大生「さんもり」
岩手大の学生団体「さんもり」(浅野奈美代表)が、地域の盛り上げに力を発揮している。石垣の修復工事が行われている盛岡城跡公園にスポットを当て市民の関心や愛着を強める活動を2023年度に開始。石垣に使われている栗石を使って市民参加型でアート作品を制作したり、城の魅力を発信するマスコットキャラクターを公募したりするなど、若者ならではのユニークな発想で周囲を巻き込んでいる。 さんもりは、同大理工学部都市計画学研究室でまちづくりを学ぶ学生12人がメンバー。「市民の心の温かさやぬくもりで地域を盛り上げていきたい」と願いを込め、浅野代表が中心となり23年7月に立ち上げた。コンセプトは「盛岡のぬくもりで盛り上げる」で、この中にある三つの「もり」が団体名の由来。盛岡市の中心にある国指定史跡・盛岡城跡公園を幅広い年齢層に身近に感じてもらい、親しまれる機運を醸成しようと活動をスタートさせた。