AIが映画を!?『The Artificial Conjuring Circle 人間再プログラム訓練』は、なんかスッゴいグネグネしてた!
【黒田勇樹のハイパーメディア鑑賞記】
「AIが映画を作りました」「字幕もAIが作りました」※監督は人間です。 このくらいしか説明されずに紹介された、短編アニメーション映画。 どっからー!? どっからどこまでAIなの!? なんかせめて「こういうワードや映像を学習させて、作らせたらこうなりました」「ここには、人間が手を加えています」みたいな、解説、ちょー欲しい。 なんというか、そこまで科学に強くない筆者としては、フレンチ予約するときに「今夜は特別な日なんだ、彼女は鶏肉が好きだ、ワインは白がいいかな、あとはシェフにお任せするよ」までが、人間の作業で、テーブルに付くと出てくるコース料理が、AIの作ったものというイメージ。 まあ、想像したり、自分でやってみるのも楽しいのかもしれませんが。 もう、ここまでの設定で、頭グネグネなんですが、映像もグネグネしてます。 人間を初期化するために、機械が作ったプログラムというのがテーマだそうなのですが、もはや俺が初期化されそうでした。 なんていうんですかね?「似たような景色の中の、構造やモチーフが絶え間なく変化していく」と、でも言うのでしょうか? ああ、どういう命令でこの作品ができたのか知りたくて仕方ない。 AIというコックたちに対して、監督は「料理長」なのか「オーナー」なのか、どっちもなのか。 その辺の工程も是非知りたい。 日本語字幕も、日本のAIで作られていたのには、とても感動しました。 監督のプロフィールをみると少し謎が解けて、トランスヒューマニズム(超人間主義)といい、ザックリいうと「人間と非人間との共存」を、探求されている方だそうで、なるほど…って、なるかー! いや、言ってることとかやりたいことは伝わってくるけど、結果(作品)だけじゃなくて、何やってるのか具体的に教えてくれよ! ドキュメンタリー撮っておいてくれよ! 昭和生まれはAI、怖いんだよ!! ディープフェイクとか、どんどん映像の世界にも進出してきているAI。「今、どうなっているのか」を、知るためにも是非御覧下さい。
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