防災ヘリ喪失の長野県、山火事多い春へ「特別態勢」 知事も協力訴え
防災ヘリ体制を今後、長野県の直営方式とするかどうかが注目されていますが、阿部知事は「現時点で方針は決まっていない。当面は(他県などの)支援を得ながらやっていくが、できるだけ早く方向を決めたい。消防は市町村と共同で行うことなので、市町村の考えを十分に聴きながら方向を決めたい」としました。 ヘリ事故への不安を抱える消防の現場や、それぞれの事情もある他県への協力依頼など苦しい立場に置かれた長野県の防災。「とにかく山火事を出さないで」という知事の訴えは、そんな切実な事情を物語っています。
----------------------------------- ■高越良一(たかごし・りょういち) 信濃毎日新聞記者、長野市民新聞編集者からライター。この間2年地元TVでニュース解説