投手陣を支える同級生コンビの村上（左）と才木（撮影・山口登）

　阪神・村上頌樹投手（２５）と才木浩人投手（２５）が関西人同士で漫才の掛け合いのような爆笑トークを繰り広げた。共に兵庫県出身で同級生という間柄。ボケ倒す才木に対して、鋭いツッコミを村上が投げ込み続けて、２年連続の躍動を確信させる“吉兆ジンクス”も激白した。おちゃらけ節を連発する一方で、お互いから刺激を受けて先発ローテーションを守って、力を合わせて連覇を目指すことを誓った。 【写真】村上「もう一度防御率のタイトルを」才木「一緒に引っ張る」　同級生対談で誓い 　　◇　　◇ 　－１８日の練習試合・広島戦でそろって初実戦。ここまでの仕上がりは。 　村上「初めてにしては良かったかなと思います。インコースもしっかり投げ切れましたし」 　才木「真っすぐとかだんだん調子が良くなって来てるし、変化球もいい感じなので。真っすぐがもうちょっと球速上がればいいかな、という感じがちょっとあるくらいで、順調に来てます」 　－２人の関係性は、才木選手がボケ、村上選手がツッコミ。 　才木「やっといい感じに拾ってくれるようになって」 　村上「ほんと疲れるんですよ！常にボケてくるから、アンテナ張っとかないと」 　才木「全然ボケてないんですけどね。結構普通なんですけど」 　村上「これが素やったら、お前ヤバいで」 　才木「まあ最近やっとツッコミのレベルが、いい感じになって来たんで。まぁまぁやな」 　－球団インスタグラムの２ショットに「２人のコンビ名は？」とコメントしていたファンも。 　才木「えー、コンビ名？むずいなぁ。募集してください！」 　－グッズにもしてもらって。 　才木「ありやな」 　村上「収益７対３よ」 　才木「おかしいって。８年目なんでね、僕」 　村上「ベテ（ラン）！」 　－ここは負けないという部分は。 　才木「やっぱ顔ッスね。負けられないです。身長も俺の圧勝や」 　－顔も身長も勝っていたら女性人気も。 　才木「スミマセン、ほんと！」 　村上「結婚いつでもできるやん」 　才木「無理や…」 　－キャンプ中に一緒に食事に出掛けたりは。 　村上「仲いいので同級生会を何回かやってます。楽しいっすよ」 　－盛り上げ役は。 　才木「岩田将貴！（自分は）ちょこちょこ後ろから（ボケて）入りますけど。岩田がまず行って、その後ろから」 　村上「後ろからではなくて、ほぼ横やけどな。岩田が１トップ、その真下に才木、浜地」 　－同級生だから会計は割り勘で。 　才木「これは最後、おとこ気じゃんけんです。いったん値段を聞いて、『よし行こか』と」 　－一番おとこ気あって、じゃんけんによく勝つ選手は。 　村上「僕です。２回行ってます…」 　才木「去年のシーズン終わりと、おととしのシーズン終わりの２回払ってくれました」 　村上「じゃんけん、バリ強いんですよ。でも、おととしシーズン終わりに自分がじゃんけんに勝って払って、去年活躍できたので、自分たちの同級生会は払ったら活躍できる、ということ。去年も払ったので、今年も大丈夫です！」 　才木「去年は結構みんながすがろうとして。おととしは『マジ無理や』という感じやったけど、（村上が）払って活躍したから、去年のシーズン終わりの同級生会では、みんなちょっとガチで勝ちに来てました」 　◆村上　頌樹（むらかみ・しょうき）１９９８年６月２５日生まれ、２５歳。兵庫県出身。１７５センチ、８２キロ。右投げ左打ち。投手。智弁学園、東洋大を経て２０年度ドラフト５位で阪神入団。２３年は最優秀防御率のタイトルを獲得するなど大ブレークしてリーグ優勝＆日本一に貢献。セ・リーグＭＶＰと新人王をダブル受賞した。 　◆才木　浩人（さいき・ひろと）１９９８年１１月７日生まれ、２５歳。兵庫県出身。１８９センチ、８８キロ。右投げ右打ち。投手。須磨翔風から１６年度ドラフト３位で阪神入団。２０年１１月に右肘のトミー・ジョン手術を受け同年１２月に育成契約。２２年５月に支配下再登録。２３年は１９試合で８勝５敗、防御率１・８２で復活を果たした。