川西拓実&桜田ひより、互いに受けた刺激から演技論に発展「無知は最強だな」「自分の力を…」
映画『バジーノイズ』でW主演を務める、川西拓実(JO1)と桜田ひよりにインタビュー。むつき潤氏による同名コミックを実写化した同作は、音楽をめぐる若者たちの世界を描いている。マンションの住み込み管理人をしながら、「音楽を奏でること」だけを生きがいにしている清澄(川西拓実)は、人と関わることを必要とせずシンプルな生活を送っていたが、ある日、上の部屋に住む女性・潮(桜田ひより)から、毎日音漏れしていた清澄の音楽を楽しみに聴いていたと打ち明けられる。そして潮が投稿した何気ない演奏動画によって、清澄の世界が大きく変わっていく。 【写真】川西拓実&桜田ひよりの撮り下ろしカット(全11枚) インタビューでは、W主演の2人が人見知りから打ち解けていく様子から、演技論にも発展。さらに、さまざまな経験をしてきた2人が清澄と潮にアドバイスしたいことなどについても教えてもらった。
■映画『バジーノイズ』でW主演も…人見知りだった川西拓実&桜田ひより ――今回「川西さんがとても人見知りだった」というお話でしたが、どれくらいだったんですか? 桜田:私が今までに会ったことないぐらいでした(笑) 2人:(笑)
桜田:人見知り、プラス緊張もあって。けっこう体から緊張が伝わってくる感じがしていました。 川西:でも! 桜田さんも多分人見知りでしたよ! 桜田:私もです。それはそうです。 川西:僕ばっかり、人見知りみたいに言われてますけど!(笑) でも、そんな人見知りの桜田さんが頑張ってくださって。 桜田:頑張るしかなかったですからね。 川西:そのおかげで撮影をうまく終えることができたので、本当に感謝してます。もし次に僕が主演でやる時があったら、逆に引っ張りたいなと……。 桜田:ちょっと、楽しみですね。今のセリフ絶対書いてください! ――作中の潮がガラスを割って清澄を連れ出したように、桜田さんが川西さんの心のガラスを壊したと……。 川西:本当にそうだったんです。 ――桜田さんは小さい頃から俳優の活動をされていて、川西さんは1回就職してからの現在で、違う境遇のお二人だなと思ったんですが、ギャップなど興味深いところはありましたか? 川西:桜田さんは現場に慣れてるから、撮影の流れをわかってらっしゃると思うんですけど、僕は初体験なことが本当たくさんありました。余裕というか、本当に長年やられている方なんだなと。 桜田:私、おばあちゃんだと思われてるのかもしれないです(笑) 川西:いや、すごいなと思います! 感情がガッと動いて涙するお芝居のあと、「唐揚げ食べた~い」と言っていて、実際に買ってきて食べていて、すごいなと(笑) 桜田:そうだ! 「おなかすいた~!」と。 川西:肝が据わった様子が、本当にすごいなと思いました。 桜田:私は逆に、川西さんから感じる新鮮味が強くて。物事に対してのキラキラがやっぱり人一倍強い。私が今まで一緒にお仕事をしてきた方々は、幼い頃からやっていたりとか、年上の方だったりが多かったので、同じようなリズムで過ごしてたんですけど、川西さんはいろんなことをキラキラした目で見ていたので、「すべてが輝いて見えてるんだな」「このキラキラは忘れちゃダメだな」と思い、取り戻そうと思っていました。初心を忘れないで行こう、と。