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阪急電車の駅構内で女性のスカートの中を盗撮した疑いで、能勢電鉄の社員の男が逮捕された。 男は盗撮した画像を「電車パンチラ研究所」というサイトを運営する別の男に提供していて、「褒められるのがうれしかった」と話している。

■鉄道会社社員の男が「別の鉄道の駅」で盗撮した疑い

能勢電鉄の社員・川西琢也容疑者（31）は去年9月、兵庫県尼崎市にある阪急電車塚口駅の駅構内のエスカレーターで24歳の女性のスカートの中にスマートフォンを入れて下着を撮影し、自宅でクラウドに盗撮動画を保存するなどした疑いで逮捕された。 川西容疑者は「私がやったことに間違いありません」と容疑を認めている。

■「電車対面パンチラ研究所」サイト運営の男も逮捕

また、川西容疑者からこの盗撮動画のデータを受け取り、ハードディスクに保存した疑いで名古屋市に住む配送業経営の大橋正斉容疑者（34）も逮捕されている。 警察によると大橋容疑者は、約3年前から「電車対面パンチラ研究所」というサイトを管理・運営していて、自身が撮影した動画や、他人から提供された動画など約1万点を保管していたということだ。

■所長と呼ばれた男「1000万円稼いだ」と話す

大橋容疑者は、サイト閲覧者から「所長」と呼ばれていて、自身のサイトの広告費や別のサイトに動画を販売し収益を得ていた。 調べに対し、大橋容疑者は「1000万円稼いだ」と話している。

■「公開されているのは盗撮動画でなく、モデルを使って盗撮風に撮影した動画です」

また、サイトに掲載されている動画などについて「公開されているのは盗撮動画でなく、モデルを使って盗撮風に撮影した動画です」と話し、容疑を否認している。

■鉄道会社社員の男はサイトの「熱心な閲覧者」

大橋容疑者に盗撮動画を提供していた能勢電鉄社員の川西容疑者は、自宅のハードディスクに約3000点の盗撮動画を保管していたということだ。 川西容疑者は、大橋容疑者が運営するサイト「電車対面パンチラ研究所」を閲覧し、サイトにコメントを残していた。そのコメントに大橋容疑者が気づき『熱心な閲覧者がいる』と意気投合。 2人は、メールのやり取りをするようになり、その後、ファイル共有プラットフォームの「Googleドライブ」で動画の共有を行なっていたということだ。

■「盗撮動画を所長に褒められるのがうれしかった」

大橋容疑者から川西容疑者に報酬などは渡されていなかったが、警察の調べに対し川西容疑者は「盗撮動画を所長（大橋容疑者）に褒められるのがうれしかった」と話している。 警察は余罪などについても詳しく捜査している。