大谷翔平のポストシーズン初本塁打ボールをゲットしたハイジさん（撮影・柳原　直之）

　◇ナ・リーグ地区シリーズ第1戦　ドジャースーパドレス（2024年10月5日　ロサンゼルス） 【写真】ドジャーブルーに身を包んだド軍リポーターのワトソンさん 　ドジャースの大谷翔平投手（30）が5日（日本時間6日）、パドレスとの地区シリーズ第1戦に「1番・DH」で先発出場。メジャー7年目で初となるポストシーズン（PS）の第2打席で初安打となる本塁打を放った。 　0―3の2回2死一、二塁で迎えた第2打席、右腕・シースの4球目、高めに浮いた速球を完璧に捉えると、打球速度111.8マイル（約179.9キロ）の打球は右翼席に着弾。打った瞬間に大谷は雄叫びを上げ、ダイヤモンドを一周。場内は大熱狂となった。 　大谷のポストシーズン初本塁打ボールを運良くゲットしたのはカリフォルニア州オレンジ郡在住のハイジさん。「夢をも超えているような気持ち。私は20年以上年間シートを購入し続けているドジャースファン。今季は既に50試合くらい観戦している」とエンゼルス本拠アナハイム市もあるオレンジ群に住んでいるものの30年以上の熱狂的なドジャースファンと明かした。 　そして「今夜は人生で最高の夜。前方のブルペンでボールが跳ねて、私は拾うだけだった。他の人が打球を見失っていたので簡単にゲットできた」と他のファンは椅子下に本塁打ボールが転がったと思い、もみくちゃになりながら争奪戦を繰り広げる中、1人だけ冷静にスタンド最前列に転がった大谷の本塁打ボールを拾い上げ、満面の笑みを浮かべた。 　また、「このボールにどれくらいの価値があるか分からないけど、翔平は史上最高の選手。言葉が出ない。私はこのボールを売らずにキープするつもり」と転売せず、自身で保管すると宣言した。 　その上で「翔平は私の期待を既に超えており、ドジャースに大きく貢献している。彼は素晴らしい。本拠地の試合は毎回ここで見ているので明日もいるでしょう。彼が元気にプレーしワールドチャンピオンになることを願っている」とドジャースタジアムでの地区シリーズは明日以降も観戦するといい、大谷へエールを送った。