DeNA・山崎康晃「見違える体になりたい」 今オフは沖縄で自主トレ
DeNA・山崎康晃投手(32)が19日、横浜市の球団事務所で契約交渉に臨み、現状維持の年俸3億円で更改した。来季が6年契約の3年目。通算250セーブまで19セーブに迫る右腕は「球団から期待の言葉をかけていただいた。もどかしさを感じる一年を過ごしたけど、僕自身はできると思っている」と意欲を示した。 【写真】Bリーグのチアリーダーにふんしてダンスを披露。観衆の視線を集めるDeNA・山崎 10年目の今季は自己最少となる38試合の登板にとどまり、不調により2度の2軍調整を強いられた。守護神の座は奪い取れず、3勝5敗4セーブ、防御率3・35。「九回に対する思いはもちろんあるけど、まずはチームが勝つこと。リーグ優勝するために腕を振りたい」と冷静に語った。 例年オフの自主トレーニングは神奈川・厚木市で三嶋、石田健らと実施してきたが、この冬は沖縄県を中心に堀岡らと練習に励む。母がフィリピン出身の山崎は「ハーフ特有の強い血や能力を引き出し、極めていきたい。見違える体になりたい」と目標を掲げた。 「見た目もパフォーマンスも、誰が見ても変わったというくらい突き詰める。皆さまに期待していただきたい」。ブルペンを支えてきた右腕は、巻き返しに向けた覚悟をにじませた。(鈴木智紘)