「エンドウにみんな感謝しているはず」遠藤航の今季をリバプールメディアが称賛!一方で「獲得の教訓を今後に生かすべき」とも
「サッカーマネジメントがいかに複雑かを示している」
遠藤航がリバプールで一定の実績を残したことは間違いない。だが、この夏のマーケットでさらなる守備的MFの補強に動くべきとの声が少なくないのも確かだ。 【動画】遠藤の愛息が同僚キッズたちを翻弄→激しいタックルを受ける 加入当初に懐疑的な目を向けられた遠藤だが、シーズン半ばから存在感を発揮。チームに不可欠な存在との賛辞も寄せられた。 リバプール専門サイト『Anfield Index』は6月1日、「ミスがあったときしか脚光を浴びることがないが、中盤が試合の運命を決めることが多いサッカーの世界において、ワタル・エンドウのような選手は重要だ」と報じている。 「『今季のエンドウはよくやった。彼が出てきてマカリステルが本来の位置でプレーできるようになり、彼がチームにしてきたことにみんな感謝しているはずだ』。デイブ・ヘンドリック記者のこの言葉は、エンドウのシーズンの本質を言い表している。彼が先発出場するようになり、中盤によりバランスがもたらされ、戦術的な要として役立つことが示された」 そのうえで、同メディアは「だが、この移籍に批判がなかったわけではない」と続けた。 「ヘンドリック記者は『彼の獲得が必要となった状態にしてはいけなかった』と指摘した。チーム編成と選手獲得の計画における判断プロセスの問題の核だ。遅まきながらエンドウを加える必要があったことは、チーム編成へのアプローチが先手をとるというより後手に回ったということを示唆している」 Anfield Indexは「将来、特にこの夏の市場を見据えた際、エンドウ獲得の教訓は今後の決定に生かすべきだ」と指摘している。 「チームの戦術的必要性と成長の可能性がある分野についてのビジョンを明確にし、補強戦略を調整していくことが必須だ。フィットするだけでなく、現スカッドの編成を向上させる選手に投資することが重要となるだろう」 「エンドウの獲得は応急処置的だったかもしれないが、その獲得を巡る話は、サッカーマネジメントがいかに複雑かを示している。選手獲得に戦略的先見性が必要で、後手に回る判断がいかに危険かを強調している。夏の市場が近づくなか、教訓が生かされ、クラブがもっと思慮深く、先見性のあるチーム編成を目ざすことが望まれる」 遠藤を評価しながらも、強化方針の改善が必要という見解に、日本代表キャプテンがピッチでどのように答えてみせるか注目だ。 構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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