永野芽郁「自分が発した言葉で誰かが嫌な思いをしてほしくない」言葉を大切にする理由
永野芽郁さんの、キュンとする“国民的多幸感”の秘訣とは? 見る者すべてを幸せにするハッピーオーラと、透明感溢れるその美肌を深掘り! 〈画像〉ハッピーオーラ溢れる!「永野芽郁のインタビューショット」
夢中で、演じる
大切にしているのは“言葉”。セリフの言い方一つひとつに意味があるから 今月公開になる映画『からかい上手の高木さん』は、10年越しの初恋の物語。私が演じる“高木さん”は、高橋文哉さん演じる西片をなにかとからかうのですが、まったく、嫌な感じがしないんです。演じていて、そこが素敵だなって思いました。私は常々、自分が発した言葉で誰かが嫌な思いをしてほしくない、と思っていて。 言葉って、人を温かくも、傷つけもするもの。だからこそ、大事に扱いたいし、なるべくポジティブな温度を持つ言葉を使うようにしたい。たとえば、間違いを指摘するときには、声のトーンを上げて柔らかく伝わるようにしたりして。セリフだって言い方によって、演じる人物像の印象がガラリと変わってしまうから、今回の作品でも抑揚やトーンを、監督さんと話し合うなどしてこだわりました。 高木さんのからかいは、温かい。それが伝わるように。だって高木さんのからかいは、西片への愛情表現。「好きだよ」とか「愛してるよ」だけが、相手に思いを届ける術ではないのだと観てくださった人に伝えたかったし、それが高木さんの魅力だから。それにしても、10年もそばにいなかった人を思い続けた高木さんはすごいと思いますね。ピュアで、温かくて、尊い恋の気持ち。現実の私にはちょっと真似できないけど(笑)。
永野芽郁/Mei Nagano
1999年9月24日生まれ、東京都出身。NHK連続テレビ小説「半分、青い。」のヒロイン役でブレイク。1月期に放送されたフジテレビ系のドラマ「君が心をくれたから」での五感を失っていくヒロインの演技に話題が集まるなど、若手屈指の演技派女優として注目を集めている。
Information
永野芽郁さん主演映画 『からかい上手の高木さん』 5月31日(金)全国ロードショー シリーズ累計1200万部の山本崇一朗氏の大人気コミックを実写映画化。中学時代、隣の席の女の子、高木さんにからかわれっぱなしの男の子、西片。あれから10年。母校で体育教師となった西片の前に教育実習生として高木さんが突然現れ……。全編を「高木さん」の聖地として知られる小豆島で撮影した、ピュアなラブストーリー。 撮影/榊原裕一 ヘアメイク/林由香里 スタイリング/shohei kashima(W) 取材・文/中川知春 Edited by 並原 綾
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