「暮らしのマーケット」 青森県内でも野菜全般が高騰の中 お得に楽しむ “鍋”
青森朝日放送
特集は「暮らしのマーケット」。身近な食材の価格動向をお伝えします。野菜全般が高騰している中、手頃に楽しめる鍋料理を紹介します。 もうすぐ12月。冬本番が近付くにつれて、恋しくなるのが― 【買い物客】 「鍋物ですね」 「寄せ鍋とか。いろいろ野菜とかたっぷり入れて」 体が温まる、鍋料理。野菜をたくさん、おいしく食べたいところですが― 【買い物客】 「値段が高いなっていうのがあるので」 「値段上がっているなっていう感じはあります」 気になるのは、野菜の価格高騰です。 【マエダストア虹ケ丘店 前田順一店長】 「野菜全般に、何もかも高くて困っています。葉物野菜 全般が高く、中でも特にミズナが値上がりしています。去年の2倍。高いですね」 ミズナを始め、ホウレンソウやセリ、キャベツも高騰。そのほか、ハクサイやネギもこれからさらに値上がりする予想です。 また、おでんに欠かせない野菜も― 【マエダストア虹ケ丘店 前田順一店長】 「ダイコンが去年の2倍の価格ということで、高くなっています」 野菜全般が高騰している、その背景は― 【マエダストア虹ケ丘店 前田順一店長】 「今年は九州の産地の方の猛暑の影響で、作付けが遅れており、出荷が遅れているという状況です」 【服部未佳アナウンサー】 「高騰しているのは野菜だけではありません。価格変動が少ないキノコも、値上がりしています」 例年、鍋料理のシーズンに入ると需要が上がり、価格も上がるキノコ。それに加えて2024年は、10月に長野県にあるキノコ生産大手の工場で火災が発生したことが影響し、例年よりも高くなっています。 【マエダストア虹ケ丘店 前田順一店長】 「年内は、価格が下がる見込みはないと思っています」 【服部未佳アナウンサー】 「そんな中、例年並みの価格で購入できるのが、タマネギです」 入荷が安定しているタマネギは、例年並み。2023年に比べると2割安く購入できます。 【マエダストア虹ケ丘店 前田順一店長】 「今並んでいるタマネギは北海道産なんですけれども、今年は雨の影響も少なく、順調に入荷していることから、安くなっています」 【服部未佳アナウンサー】 「あまり鍋の具材のイメージはありませんが、タマネギをメインに鍋を作ってみます。具材4人分で1000円以内を目指します」 まずは、タマネギを2つ。1つ85円、合わせて170円です。 続いて、1年を通して価格変動がほとんどない、豆苗。1パック128円です。 そして、この日ミニトマトが特売だったので購入。105g入りで111円です。 【服部未佳アナウンサー】 「ここまでで合計409円です。店長、他にオススメの具材はありますか?」 【マエダストア虹ケ丘店 前田順一店長】 「豆腐や厚揚げ、こんにゃく、しらたきなど、例年通りの値段で販売しています」 ということで、1丁106円の木綿豆腐と、160gで139円のしらたきを購入します。 【服部未佳アナウンサー】 「店長、お肉もほしいです。おすすめはありますか?」 【マエダストア虹ケ丘店 前田順一店長】 「はい、今はカナダ産の豚肉が安くなっています」 国産の豚肉の相場が高くなっている中、需要と供給のバランスから、外国産の豚肉が安く販売されています。 一方、牛肉は円安で外国産が高騰している影響で、国産の需要が高まっています。 マエダストア虹ケ丘店では、東通牛の販売が行われるなど、青森県産の牛肉も人気です。 また、鶏肉も青森県産がおすすめです。「下北どり」は例年並みの価格で、特につみれは鍋の具材として人気を集めています。 【服部未佳アナウンサー】 「今回は、カナダ産の豚肉にします。きょうは特別安いです!豚小間280gで300円!これにします。これで具材が全部そろいました。合わせて954円。1000円以内におさまりました」 これで、4人分のタマネギ鍋を作ります。 2つのタマネギは、それぞれ切り方を変えてみました。 今回は、豆乳ベースのつゆで煮込みます。 豚肉に、タマネギ2つ、豆腐に、しらたきを入れたら、最後に豆苗をたっぷりと。ミニトマトをトッピングして、彩り華やかなタマネギ鍋、完成です。 しっかり煮込んだタマネギは甘く、トロッと柔らか。豆苗やミニトマトとも相性抜群です。 タマネギ丸ごと2つに、お肉もたっぷり。全部で6種類の具材が入っているので、しっかりボリュームがあります。 1人で手軽に鍋を楽しみたい場合は、「下北どり」や「下北豚」が入った1人鍋セットを活用するのもおすすめです。 ちゃんこやキムチチゲ、カレーや豆乳などバリエーション豊富。野菜が高騰している今も、価格は変わらず430円です。 食材が高騰する中でも、工夫して元気に冬を乗り越えたいですね。