うそ電話・SNS型詐欺 鹿児島県警が手口を公開
鹿児島県内では、うそ電話詐欺やSNSを使った投資・ロマンス詐欺の被害が急増しています。 県警は詐欺の手口などを公開し、注意を呼び掛けています。 今年10月、県内の90代男性は、「特別調査班のヤマグチ」を名乗る男性から自宅の固定電話で「あなたのカードで1億円が引き出されている。預金の特別調査で調べる必要がある」などと連絡を受けました。 その後、電話の相手が検事を名乗る女性に代わり、「特殊詐欺の関係で被害が出ているから警察と捜査している」などと言われました。 話を信じた男性はヤマグチを名乗る人物から「お金を調べるために、レターパックで郵送してほしい」と依頼され、指定の住所に2回ほど、合わせておよそ900万円を送り、だまし取られたということです。 県警は、警察官や検察官が現金の振り込みや送付を指示することは絶対になく、指示された場合は詐欺を疑い、警察や家族に必ず相談するよう呼び掛けています。