「ビートルジュース」山寺宏一が8時間の特殊メイク、坂本真綾・沢城みゆきらと“全身吹替”
映画「ビートルジュース ビートルジュース」の日本語吹替版予告がYouTubeで解禁。声のキャストとして山寺宏一、坂本真綾、沢城みゆき、伊瀬茉莉也、小林千晃、森川智之、山路和弘、戸田恵子が参加していることがわかった。 【動画】「ビートルジュース ビートルジュース」日本語吹替版予告はこちら 1988年に公開されたホラーコメディ「ビートルジュース」の続編にあたる本作では、前作から35年後を舞台に“人間怖がらせ屋”のビートルジュースがハロウィン史上最大の事件を巻き起こすさまが描かれる。ティム・バートンが監督を務めた。 山寺はビートルジュースに声を当て、死後の世界に捕らわれた娘のために再びビートルジュースを呼び出そうとするリディアを坂本、ビートルジュースの元妻で夫への復讐に燃えるドロレスを沢城、幽霊や死後の世界を信じていないリディアの娘・アストリッドを伊瀬が演じる。さらに近所に住むミステリアスな青年ジェレミー役で小林、リディアの婚約者でオカルト番組のプロデューサーでもあるローリー役で森川、ドロレスとともにビートルジュースを追うウルフ役で山路が出演し、リディアの母であるデリア役に戸田が選ばれた。 キャラクターに扮装した“全身吹替”の状態で写真撮影も行ったキャストたち。生地から制作した衣裳もあり、オリジナルとほぼ同じヘアスタイルが作られた状態でマイクの前に立った。いくつかのアイテムはマイケル・キートンやキャサリン・オハラが実際に撮影で使用したものと同じアイテムが海外から取り寄せられたそうだ。 8時間をかけて特殊メイクに臨んだ山寺は「元々、自分ではない誰かになりたいという思いもあり声優をやっている部分もあるので、いい思い出になりましたし、とても細かいところまでこだわって作っていただけて嬉しいです」「ここまでやったので、お願いだからバズってくれ!」とコメント。前髪の束感や跳ね具合をミリ単位で調整した坂本は「本当に一生に一度の経験です。一見怖そうに見えますが、優しい部分もある繊細なリディアを表現できたらと思っています」と語った。 ワーナー・ブラザースが配給する「ビートルジュース ビートルジュース」は、9月27日より全国でロードショー。キートン、オハラのほかウィノナ・ライダー、ジャスティン・セロー、モニカ・ベルッチ、ジェナ・オルテガ、ウィレム・デフォーがキャストに名を連ねた。 ■ 山寺宏一 コメント 全身吹替と聞いたときに「どういうこと? 大変だろうな」と思ったのですが、本当に大変でした! 通常のアフレコの何十倍もの時間、人手、手間がかかっています。支度時間が4時間というスケジュールは初めてでしたし、事前の石膏の型取りはもっと時間がかかっています。元々、自分ではない誰かになりたいという思いもあり声優をやっている部分もあるので、いい思い出になりましたし、とても細かいところまでこだわって作っていただけて嬉しいです。 ビートルジュース演じるマイケル・キートンさんが声を作り込んで演じられているので、私もかなり作り込み、声を枯らして頑張りました。洋画吹替のお仕事はアニメ声優とまた違う醍醐味があるので、ぜひ注目してください。 ここまでやったので、お願いだからバズってくれ! ■ 坂本真綾 コメント ハロウィンが今まで以上に身近な行事になってきたところだったので、こういった扮装をするのも「今なら楽しめるかな」と思い、全身吹替をやらせていただきました。本当に一生に一度の経験です。一見怖そうに見えますが、優しい部分もある繊細なリディアを表現できたらと思っています。 「ビートルジュース」は小学生の時に初めて観て、レンタルビデオで何回借りたかわからない大好きな作品です。ウィノナ・ライダーさんは本当に大好きな俳優さんなので、まさかこうして年月を経て、自分が関われるとは思わなくて本当にビックリしましたし、嬉しかったです。 ■ 沢城みゆき コメント 最初は所謂コスプレするような感じなのかなと全身吹替版について捉えていたのですが、ハリウッドと同じクオリティでキャラクターを再現したい旨を聞き、喜んで参加させていただきました。メイク中は、ペタペタしたりソフトタッチもあればゴニョゴニョしたものが伸ばされている感じや美術室の匂いがしてきたりと、とても五感が忙しい4時間で、仕上がるのが楽しみでした。こんなに近寄って自分のことを見て欲しいと思うのは初めてです。一つ一つメイクで傷が増えていくと、どんどんドロレスに気持ちが寄って行くような気がしました。 ■ 伊瀬茉莉也 コメント 初めは、全身吹替とは何だろう?とまったくイメージが掴めていなかったです。 衣装もヘアメイクもそのままアストリッドに変身して、そばかすもメイクで入れているのがポイントです。姿形からキャラクターに挑むのは声優人生初のことだったのでとても楽しかったです。 ティム・バートン監督の世界観がここぞとばかりに詰め込まれたハロウィンの夜にふさわしいホラーコメディ映画なので、ワクワクしながらアフレコさせていただきました。 ■ 小林千晃 コメント 全身吹替の方々が錚々たる面々でしたので、そこに僕が参加させていただけるなんて本当に夢のようで光栄な気持ちでいっぱいです。ここまでキャラクターになりきるのはなかなか無いことなので、役が憑依したような、これまでにない感覚でお芝居できた素晴らしい経験でした。 ジェレミーはこの作品のキーになるキャラクターだと思っていて、僕自身「どうなっちゃうの!?」とワクワクしながら演じました。ティム・バートン監督にしか出せないダークな雰囲気と、それ以上に賑やかで楽しい魅力が溢れた作品です。 ■ 森川智之 コメント ティム・バートン監督並みのぶっとんだ発想の全身吹替企画だと思っています。それに乗っかって楽しく撮影させていただきましたし、私のトレードマークでもある前髪とメガネを取っ払ってしまったという意味でも面白かったです。ティム・バートン監督作品だからこそ実施できた企画だと思いますし、彼にしか表現できない唯一無二の世界に参加できたことが光栄です。とても賑やかで楽しい映画になっていて、全身吹替版の声優陣もとても豪華な作品なので、ぜひ字幕版・吹替版の両方を楽しんでいただければと思います。 ■ 山路和弘 コメント とんでもない現場に来させていただきました。全身吹替の特殊メイクにあたり、事前に型取りもして、当日は4時間かけて支度をするなど、アフレコをしている時間が一番短かった気がします。こんな経験はもちろん初めてでしたが、ここまでやるのか!? という驚きと楽しみがありました。 頭からお尻までティム・バートンワールド全開な物語です。ウィレム・デフォーが演じるウルフを、私も楽しくアフレコをさせていただきました。ウルフのラストシーンにはぜひご注目ください。 ■ 戸田恵子 コメント 全身吹替と聞いて、それくらい気合いを入れたいということなんだと解釈して挑みました。舞台でもウィッグを被ることはよくあるので、私自身は違和感なく演じることができました。アニメでは役に寄せた衣装やヘアメイクをすることもあると思うのですが、洋画でここまでやるのは初めてのことです。 ティム・バートンの世界観が全面に出ているので、とても楽しい作品になっています。私が演じたデリアは、感情がころころ変わる役柄で、叫んだと思ったらフッと戻ったりしたりと、非常にやりがいもあり、面白く演じさせていただきました。 (c) 2024 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved