負傷離脱中の元全米女王ラドゥカヌがついにカムバック!復帰戦は1月開催のオークランド大会に決定<SMASH>
ケガにより戦列を離れている女子テニス元世界10位のエマ・ラドゥカヌ(イギリス/現296位)が、来年1月から開幕する「ASBクラシック」(1月1日~7日/オークランド・ニュージーランド/ハードコート/WTA250)に出場することが明らかになった。WTA(女子プロテニス協会)公式サイトの他、複数のメディアが報じている。 【30コマの超連続写真】テイクバックが身体の前面に収まっているラドゥカヌのフォアハンド 2021年の全米オープンで18歳にして四大大会初優勝を飾り、一躍脚光を浴びたラドゥカヌ。しかしそれ以降はほとんど結果を残せておらず、苦闘の日々を送っていた。 23年シーズンはケガや体調不良に見舞われ、4月の「ポルシェ・テニス・グランプリ」(ドイツ・シュツットガルト/WTA500)で初戦敗退して以降は、両手首と足首のケガによりツアーを離脱している。その後、両手首と足首の手術を受けたラドゥカヌ。この手術により今後のプレーに悪影響が及ぶと心配の声もあったが、リハビリに専念したことで順調に回復。8月にはコートで練習を再開できるようになった。 そして9月末には「来シーズンにはツアーに復帰する」と正式に発表。「今年は四大大会で欠場を強いられたのはつらかったけど、できるだけケガの回復に集中するようにしていた」と現状を語り、復帰のための準備を着々と積み重ねてきた。 待ちに待った復帰戦は、全豪オープンの前哨戦であるオークランド大会に決定。大会主催側は、このほど更新したX(旧ツイッター)で「グランドスラムチャンピオン、ラドゥカヌが2024年にオークランドのコートに戻ってくるが待ちきれない!」と投稿し、彼女の大会出場の旨を報告した。 約8カ月に及ぶ離脱期間を経て、ようやく実戦のコートに帰ってくるラドゥカヌ。ここ数週間は大会へ向けトレーニングを積んでいるようだ。復帰戦では彼女らしいアグレッシブなプレーを披露してくれることに期待したい。 構成●スマッシュ編集部