“捕手不足”のドラフトで指名されるのはこの選手だ!世代No.1の高校生捕手は上位で取り合いに!?大城以来の社会人捕手指名も実現はほぼ確実か!
17年以来となる大卒社会人捕手の指名なるか!独立リーグも多数揃う!
即戦力補強に目を向けると、大学生では早稲田大の印出 太一捕手(中京大中京)をはじめとした大学日本代表らが志望届を提出しているが、今年は社会人捕手に注目選手が集まっている。社会人捕手は19年の西武・柘植 世那捕手(健大高崎―ホンダ鈴鹿)、大卒を経由するとなれば巨人・大城が指名された17年まで遡るが、今年は複数選手の指名があってもおかしくない。 上位候補として挙がるのは、日本生命の石伊 雄太捕手(近大高専―近大工学部)とNTT東日本の野口 泰司捕手(栄徳-名城大)だ。石伊は自慢の強肩と精度の高い送球で大学時代から注目されていた。社会人の名門・日本生命に進むと1年目から正捕手を務め、打撃力も向上して指名が期待されている。実際に加藤 匠馬捕手(三重―青山学院大)、木下 拓哉捕手(高知―法政大―トヨタ自動車)ら、30代の捕手がレギュラーを張る中日や世代交代を図りたい阪神などが候補にリストアップしているという報道もあり、指名の現実味が増している。 野口も名城大時代から強肩強打の捕手として名を馳せた。4年時には大学日本代表も経験し、当時から上位候補として注目されたが指名漏れ。社会人野球でも持ち前の打撃でアピールし強打の捕手としてさらなるレベルアップを図った。大学。社会人での実力も積み上げ、石伊と共に早くから名前の呼ばれる可能性の高い候補の一人として数えられるだろう。 また昨年、徳島インディゴソックスの椎葉 剛投手(島原中央―ミキハウス)が阪神、富山GRNサンダーバーズの大谷 輝龍投手(小松大谷―JFE東日本―伏木海陸運送)がロッテからそれぞれ2位指名を受け、飛躍の年となった独立リーグも指名がありそうだ。 BCリーグからは埼玉武蔵ヒートベアーズの町田 隼乙捕手(光明相模原)と茨城アストロプラネッツの大友 宗捕手(鳥羽ー帝京大ー日本通運)があがる。町田は51試合で打率.323、5本塁打、37打点を記録。高卒3年目の打てる捕手として打撃力をアピール。大友も51試合で12本塁打と、持ち前のパワーで存在感を発揮している。年齢が少しネックでなるが大学、社会人、独立と様々な環境で揉まれた25歳を評価するのか注目だ。 ほかにも関西独立リーグでは持ち前の強肩にシーズン37盗塁の堺シュライクス・松本 龍之介捕手(東海大山形)、また四国アイランドリーグplusでは強肩を売りに愛媛マンダリンパイレーツの年間総合優勝に貢献した矢野 泰二郎捕手(済美)、61試合で71安打を記録し年間で打率.350を記録した高知ファイティングドッグスの嶋村 麟士朗捕手(高知商―福井工業大学(中退))らも好成績を残し、指名が期待される。独立リーグ出身で、現在はDeNAで正捕手を務める山本 祐大捕手(京都翔英―滋賀GOブラックス)のようなスター選手となれるのか。独立リーガーの指名にも注目したい。