【秋田県 2024年版】春の絶景・風物詩10選新緑の「抱返り渓谷」は春こそ美しい
日本が誇る四季折々の魅力に迫る季節の絶景特集。まだ知られざる四季折々の表情を見せてくれる日本の風景に改めて魅了されたという人も多いはず。 【画像】水没林が鑑賞できる秋扇湖ほか秋田県の春の絶景を写真で見る。 今回は、秋田県が誇る春の絶景・風物詩をピックアップ。 日本の各地に息を呑むような素晴らしい景色が広がっています。これからの旅の参考にどうぞ!
◆新緑の抱返り渓谷
東北の耶馬渓と称されている抱返り渓谷は、田沢湖と角館を流れる玉川中流に続く全長10キロの渓谷。 「抱返り」と呼ばれるようになったのは、抱きかかえるように返さなければ通れないほど狭い山道だったからと言われている。 遊歩道が整備されていて約40分で散策できる。渓谷に着いてすぐ見えるつり橋「神の岩橋」や、回顧の滝などビュースポットが豊富なのも魅力的。青い渓流に覆いかぶさるように生える原生林が神秘的な光景は、一度訪ねてみたい。 新緑の抱返り渓谷(しんりょくのだきがえりけいこく) 所在地 秋田県仙北市田沢湖卒田
◆秋扇湖
国道341号線に沿って広がるダム湖。コバルトブルーの水面と新緑の木々が映える春のシーズンは、特にフォトジェニック。玉川温泉水が流れ込んだ影響で水面が青く見える神秘的な光景は、息を吞む美しさ。 ダム湖に浮かんでいるように見える「水没林」を鑑賞できるのは、春だけ。山から雪解け水が流れてダムの水位が上がる時期限定の風景で、5月から6月中旬頃にかけて鑑賞できる。 特に中間地点にあるダム公園から眺めるのがおすすめ。ダムが放流されると、水位が下がり、湿原のような景色を楽しめる。 秋扇湖(しゅうせんこ) 所在地 仙北市田沢湖田沢字鎧畑
◆刺巻湿原ミズバショウ群生地
広いハンノキ林に囲まれている刺巻湿原。3ヘクタールの湿地帯に6万株ものミズバショウが群生し、雪解けとともに一面に白い花を咲かせ、この地に春を告げる。 白く、凛とした表情のミズバショウが湿原を埋め尽くす風景は圧巻。整備された木道から鑑賞でき、ミズバショウと同時にザゼンソウの花も見つけることができる。 4月は「刺巻水ばしょう祭り」が開催され、JR田沢湖駅から刺巻湿原へバスが運行され、アクセスしやすい。郷土料理や特産品の販売などが催される。 刺巻湿原ミズバショウ群生地(さしまきしつげん ミズバショウぐんじょうち) 所在地 秋田県仙北市田沢湖刺巻