【日経新春杯】参考レース振り返り 過去10年で3勝の菊花賞組からサヴォーナに注目
ジャパンC【データ:B メンバーレベル:S】
過去10年の成績【1-0-0-6】勝率14.3%、連対率14.3%、複勝率14.3% 過去10年では7頭が出走し、2023年ヴェルトライゼンデが勝利。今年はショウナンバシットとインプレスの登録がある。 レースはパンサラッサが後続を大きく引き離す展開で逃げ、1000mを57.6で通過。そのまま直線へと向いたが、道中3番手を追走していたイクイノックスが圧巻の走りを披露する。残り250mで前を捉えると、同年の三冠牝馬リバティアイランドや前年の二冠牝馬スターズオンアース、前年のダービー馬ドウデュースらの追い上げを全く寄せ付けず4馬身差。勝ちタイムは2:21.8だった。 11着だったショウナンバシットは道中8番手を追走するも、イクイノックスからは2.0秒差だった。重馬場だった皐月賞5着をはじめ、力を要する馬場を得意としているのは歓迎材料。ただし今回登録はあるが、翌週のAJCCに向かう可能性もある。 インプレスは道中を後方2番手から運んだが、勝ち馬から3.4秒差の13着。オープン入り後に3着内への好走は3走前の新潟記念3着のみで、今回も展開の助けがほしい。
中日新聞杯【データ:C メンバーレベル:C】
過去10年の成績【0-1-1-14】勝率0.0%、連対率6.3%、複勝率12.5% 過去10年で3着内への好走は2頭。2018年ロードヴァンドールが4番人気2着、中京開催となった2022年にヤシャマルが9番人気で3着となっている。今年はカレンルシェルブルが中日新聞杯をステップに参戦する。 レースは出ムチを入れて先行する構えをみせたユニコーンライオンとホウオウビスケッツが並んで前半1000mを1:00.2で通過する展開となった。 それらを前に見ながら好位のインで脚を溜めていたヤマニンサルバムが残り200mで先頭に立つと、4角12番手から追い込んだハヤヤッコを3/4馬身差凌いだ。勝ちタイムは1:58.8、重賞初制覇を達成した。 カレンルシェルブルは、道中最後方のインを追走して、やや隊列が凝縮した向正面でポジションを押し上げるも、コーナーに差しかかるところで進路がなくなり再び最後方に下がってしまう。直線は外に持ち出して上がり34.1の末脚で追い込んだが、勝ち馬から0.8秒差の10着に終わった。距離延長は問題なく、上がりのかかる馬場も歓迎で条件は合う。