怪物だらけ…オランダ代表、歴代ストライカーの系譜(4)史上最強の9番…! 世界で大爆発も代表では
オランダのサッカーには、4-3-3のシステムに代表されるような攻撃サッカーのDNAが受け継がれている。そして各年代に、華麗な攻撃をゴールで彩ることを宿命づけられた優秀なエースたちがいた。ワールドカップの舞台でも輝きを放ち、それぞれの時代で世界のトップクラスを走ってきたオランダ代表のエースストライカーたちの系譜を振り返る。
ルート・ファン・ニステルローイ 生年月日:1976年7月1日 個人成績(2006):3試合出場/1得点0アシスト フランスワールドカップ後の1998年11月にオランダ代表デビューを果たしたが、2002年の日韓大会は欧州予選敗退に終わり出場を逃した。自身初のワールドカップは2006年のドイツ大会だった。 しかし、ファン・バステン監督との折り合いが悪く、グループリーグ3試合に出場して1得点を記録したものの、ポルトガル代表に敗れた決勝トーナメント1回戦はベンチで敗退を見届けることになってしまった。そして指揮官の起用法などに反発し、ファン・バステン監督が在任中のオランダ代表招集を拒否する意思を示した。 結局、1年余りでレジェンド指揮官から謝罪を受けてオランダ代表に復帰するも、EURO2008限りで一度は代表引退を表明する。その後は未練があったのか代表復帰を匂わす発言もあったが、怪我がちだったうえ大型補強の煽りを受けてレアル・マドリードで出場機会を失い、2010年南アフリカワールドカップはメンバー外に。 大会後に2年ぶりのオランダ代表復帰を果たしたが、2011年3月末のEURO2012予選が最後の試合に。そして2012年夏にマラガで現役を引退した。