『ワンピ』もう1人の王は結局どうなった? 判明した謎といまだ明かされない「王」の秘密
回収済みの伏線がふたつ?ふたりは王子だった?
マンガ『ONE PIECE(ワンピース)』は、随所に張り巡らされた伏線とその見事な回収が魅力のひとつです。なかでも、複数の「王」については、たびたび言及されています。 【画像】え、これでまだ未成年…? 美し過ぎるもう1人の「王」候補を見る(3枚) ※この記事にはコミックス110巻以降の内容が含まれます。 まず本編では、とある人物が「王子」であったことが判明しました。 それは「麦わらの一味」のコック「サンジ」です。彼は「アラバスタ編」で自らを「Mr.プリンス」と名乗り、王子であることを匂わせていました。また、「ジャヤ」という島では出生を「北の海(ノースブルー)」としつつも、「まァどうでもいいさ」と、それ以上の内容を語りません。 サンジが王子だったと判明したのは「ホールケーキアイランド編」でのことです。「ノースブルー」を制圧した「ヴィンスモーク一家」の3男で、王子だった過去が明らかになりました。 また王子だったのはサンジだけではありません。「麦わら大船団」の傘下「新巨兵海賊団」の船長「ハイルディン」もそのひとりです。彼は「ドレスローザ編」で登場した巨人族で、「全巨人族の王になる」という夢を語っています。 そして、1130話では巨人族の口から「アレも一応『王の子』だ 乱暴なクソガキだったがな」と語られ、ハイルディンが王子であることが明らかになりました。彼の「王になる」という夢は、自身が王子である背景に基づいているのでしょう。 ただ、このセリフには別の意味もあると考えられています。「一応」というふんわりとした表現に、ネット上では「ハイルディンの母親は正妻ではなかったのではないか」といった予想も飛び交っていました。 では、いまだに回収されていない「王」にまつわる伏線はどうでしょうか? 例えば「魚人島」近辺に生息している海王類のセリフがあげられます。海賊王「ゴール・D・ロジャー」の過去編で、海王類たちは「ぼく達の王が生まれるよ」「遠い海でも生まれるね」「2人の王がまた出会う日を」と語っています。 「2人の王」のうちひとりは、魚人島の人魚姫「しらほし」と判明していますが、もうひとりの王が誰なのかは、いまだに明らかになっていません。「王」の候補として、ネット上ではルフィや「ビビ」ではないかといった考察も見られ、その正体が気になっている読者は少なくないでしょう。 果たしてすべての伏線が回収される日は、訪れるのでしょうか。
LUIS FIELD