二所ノ関親方が結城紬大使に 500万円の着物贈呈「これを着られる力士を育てたい」
大相撲の二所ノ関親方(元横綱稀勢の里)が9日、茨城県阿見町の二所ノ関部屋で行われた結城紬(つむぎ)大使の委嘱式に出席した。茨城県出身の同親方は、同県結城市の諏訪神社で必勝祈願した直後に初優勝。昨年8月には同市での講演で結城紬への愛着を明かしていた縁もあり、大使を委嘱された。プロスポーツでは結城市出身で元阪神の広沢克実氏に次いで2人目となる。 【写真】結城紬大使の委嘱状を手に笑みを浮かべる二所ノ関親方 贈呈されたチャコールグレーの着物と帯は約50人の職人によって作られ、関係者によると約500万円という逸品。二所ノ関親方は「横綱に昇進して初めて結城紬の着物を着た。横綱級の着物だと思う」と笑顔。弟子の大の里が大関に昇進したばかりの師匠は「これを着られる力士を育てていきたい」と意気込んだ。