「へびみたいに見えますよね」巳年のお正月の空に「白蛇」のような雲が出現 その正体が衛星画像で判明
2025年は巳年。 宮崎県内では、1月2日に白いへびが横たわっているように見える雲が見られ、視聴者の方々からMRTテレビにその映像が寄せられました。 この雲の正体は何だったのでしょうか? MRTテレビ・ラジオで天気情報を担当する気象予報士の野田俊一郎さんに聞きました。(聞き手:加藤沙知アナウンサー) 【写真を見る】「へびみたいに見えますよね」巳年のお正月の空に「白蛇」のような雲が出現 その正体が衛星画像で判明 野田俊一郎気象予報士 1月2日の午前10時半ごろに都城から南の空を撮影した映像です。 白い雲が長く横たわってるのですが・・・ 加藤沙知アナウンサー へび年にぴったりじゃないですか!へびみたいに見えますよね。 野田俊一郎気象予報士 長い白蛇様がいらっしゃるようで、縁起よさそうにも見えるのですけれども、この雲の正体は、衛星画像を見るとはっきりとわかりました。 1月2日午前10時半の雲の様子なのですが、宮崎の南にくっきりと雲があります。その境目も見えています。 加藤沙知アナウンサー これが白へび様の正体ですね。 野田俊一郎気象予報士 まさにそうなんです。 衛星画像でもくっきりと写っている雲の白い部分に太陽があたっています。 その部分が、視聴者の方が送ってくださった雲の映像の白い部分になります。その下は影になっています。 冬ですから、南の方角から太陽がずっとさし込んでいますので、衛星画像には影の部分が映っています。 その影の部分が視聴者の方の映像にも少し映っています。 加藤沙知アナウンサー 場所によって、見え方が違ったのでしょうね。 野田俊一郎気象予報士 北に行くほど、白い部分が低く見えてきます。 もうひとつ、1月1日、元日の夕方にも、宮崎市内でも同じような雲の見え方をしたようです。 加藤沙知アナウンサー 私もこの雲を見ました! 野田俊一郎気象予報士 こちらもへびがうねうねと横たわっているように見えます。 元日については、衛星画像でははっきりと確認できていませんが、この雲はおそらく、いわゆる「巻雲」(けんうん)、空の高いところにできる薄い雲を横から見ているような状況ではなかったかと思います。