「キャンセル料」を請求されプリカ数十万円を買いに来た20代の客を説得、ファミマ店員が詐欺被害防ぐ
鹿児島県警曽於警察署は、うそ電話詐欺被害を未然に防いだとして、曽於市のファミリーマート末吉上町店の店員、武内洸さん(30)と田之上真理子さん(63)に署長感謝状を贈った。 まず落ち着かせる、「詐欺」と明確に説明する…男性客の不審な行動見逃さなかったファミマ店員がお手柄
同署によると、2人は6月中旬、数十万円のプリペイドカードを購入しようとした20代の男性客に理由を尋ねたところ、「誤って会員登録したのを解約しようとしたところ、キャンセル料を請求された」と答えたため詐欺の可能性が高いと判断。警察に相談に行くよう促して被害を防止した。8月27日に是枝進署長から感謝状を贈られた2人は「防ぐことができてよかった。当然のことをしただけ」と話した。 県内のうそ電話詐欺被害の認知件数は82件(7月末現在)。被害額は約1億2800万円(昨年同期比約5000万円増)に上っている。
南日本新聞 | 鹿児島