笑顔咲く春に 来年のとなみチューリップフェア 地上絵の図柄決定
●14品種でカラフルに 来春の「2025となみチューリップフェア」(富山新聞社後援)で、大花壇に登場するチューリップの地上絵のデザインが13日決まり、球根の植え込み作業が始まった。砺波市のシンボルキャラクター「チューリ君」と「リップちゃん」や、気球が浮かぶ砺波の散居村を散歩する様子を14品種21万球を用いてカラフルに描く。 ●大花壇で植え込み 県花卉球根農協組合員や生産農家約20人が図柄に沿って球根を植え込んだ。黄色のチューリ君は品種「黄小町」など3種を混合した。桃色のリップちゃんは「フィノラ」を使用し、目、鼻、口は黒系の「クインオブナイト」で表す。気球2基は赤色の「ガーデンディレース」と白の「マウリーン」、桃の「フィノラ」で描く。 大花壇は広さ2600平方メートルで、中生(なかて)、晩生(おくて)、極晩生の品種を組み合わせ、開幕時に5割程度の開花となるよう調整する。開花時期の異なる品種を混ぜて植え、会期を通して花が咲いた状態の地上絵が楽しめる。円形花壇では14品種3万4千球を植える。 フェアは来年4月22日~5月5日、「花と笑顔の咲く春 となみ」をテーマに砺波チューリップ公園を主会場に開かれる。