「石破首相が個人的関係築けるかどうか」米大統領選、トランプ氏勝利宣言に自民・山田宏氏
5日投開票された米大統領選で、トランプ前大統領(78)が勝利宣言したことを受け、自民党の山田宏参院議員は6日、産経新聞の取材に応じ、「安倍晋三元首相のように新たな日米関係を築き直せるかどうかが問われる。バイデン大統領らと違い、トランプ氏は個人的な関係でウマが合うかどうかで外交が左右される」と述べ、石破茂首相がトランプ氏と信頼関係を築けるかどうかが今後の日米関係に影響するとの見方を示した。 【グラフィックでみる】トランプ氏が当選した場合に懸念される、日本の企業活動への影響 トランプ氏については「自分の興味あるテーマについて矢継ぎ早に質問し、答えを得ていくタイプだ。論理的な議論よりも、かなりビジネスライク(事務的)な人という。安倍氏は対応できた」と振り返った。首相とトランプ氏の相性については「分からない。意外と合う可能性もある」と述べた。 山田氏は「中期的にみて、防衛費のさらなる上積みが求められる流れは強まるだろう」と指摘した。「再生可能エネルギー重視の風潮も、電気自動車(EV)至上主義も変わるだろう。米国内で行き過ぎた環境政策にストップがかかれば日本にも影響が出る」とも語った。