「酒南塩ラーメン」いかが 酒田南高生有志が考案、地元の食材活用し提供
酒田市八幡地域の日向地区を盛り上げようと、酒田南高(同市)食育調理コースの生徒有志が23日、同地域の食材を中心に作った「酒南塩ラーメン」を日向コミュニティセンターの「日向里(にっこり)かふぇ」で提供した。30日も限定100食で販売する。 地域活性化を目的に、同市と良品計画(東京)、同校などが2年前から実施している。メニューは生徒が考案し、同校OBが社長で、「ラーメン風林火山」などを県内で手がける「もっけだのフードサービス」(同市)が監修した。季節ごとにメニューを変え限定販売している。 今回の秋冬限定ラーメンは、同地域産の米粉を配合した麺とし、庄内産の塩とタイをスープに使用した。同地域産の具材としてメンマ、キクラゲに加え、すりおろした在来作物・升田カブを添え、味にアクセントを生み出した。 同校2年の高橋孝多さん(16)は「辛みを抑えるためユズの風味を加えたのがポイント」と語った。市内から訪れた同市職員長南千尋さん(19)は「カブの風味がしっかり感じられておいしい」と絶賛していた。30日の営業時間は午前11時~午後2時で、価格は1杯600円。