ドラゴンフルーツ実る 和歌山県白浜町の畑で栽培
和歌山県白浜町堅田の北田文美夫さん(60)が町内の畑で育てているドラゴンフルーツ(サボテン科)が、収穫の最盛期を迎えている。収穫した実は出荷や販売などせず、ほぼ全てを知人にあげているという。 【【動画】良浜ママ24歳 白浜のパンダの動画はこちら】 ドラゴンフルーツは中南米原産の果実で、竜のうろこのような果皮が特徴。旬は6~10月。 北田さんは、約230平方メートルの畑で年間30種類の作物を趣味で育てている。子どもに安心して食べてもらいたいという思いから、無農薬栽培にこだわっている。 ドラゴンフルーツは沖縄県の石垣島で暮らす親族から分けてもらった苗を栽培し、現在は生育中の苗を含めると10本になる。品種は果肉が赤いレッドピタヤと白いホワイトピタヤの2種類。 昨年は18個実ったが、今年はすでに花が26輪咲き、うち22個実った。大きさは直径10センチで胴回りが30センチ、重さは460グラムほど。毎年7月末から11月上旬まで開花が続く。開花から40~50日で結実する。 最近はカラスやアライグマによる鳥獣害に悩まされており、苗をハウスに入れたり、ネットをかけたりしている。 北田さんは宿泊施設で調理師として働いており「老後は自分で作った野菜を料理し提供する仕事をしてみたい」と話している。
紀伊民報