アイティフォー、丸紅情報システムズと代理店契約を結び「MSYS Omnis」を販売
アイティフォーは12月4日、丸紅情報システムズと販売代理店契約を締結したと発表した。これにより、金融機関を中心に丸紅情報システムズが展開するコンタクトセンター向け音声テキスト化サービス「MSYS Omnis」の販売を開始した。 金融機関では、債権回収業務を行う際、コンタクトセンターのオペレーターが交渉記録を手作業で入力する労力が大きく、業務効率化と精度向上が大きな課題となっている。この課題を解決するサービスとして、近年ではAIなどを活用して価格を抑えた製品が登場している。 Omnisは、Google Cloudを活用したコンタクトセンター向け音声テキスト化サービスで、コンタクトセンター業務を支援する機能をパッケージング化している。主な特徴として、Google Speech to Textを含む複数の高精度な音声認識エンジンから、顧客の用途に合わせて選択が可能なほか、基本機能に音声認識・AI要約・感情分析・FAQを搭載している。短期間に導入可能なうえ柔軟な拡張性によって容易に運用でき、高いセキュリティーを確保している。 Omnisを活用することで、交渉記録の自動入力により業務が効率化され、オペレーター人員の抑制が可能になる。また、入力ミスがなくなり交渉履歴の精度が向上する。さらに、感情分析やFAQの回答候補の自動表示の活用で、応対品質の向上につながる。 既存のコンタクトセンターシステムの種類にかかわらず導入が可能。SaaS型のため初期費用が抑えられ、利用量に応じた従量課金のため月額費用も低額で運用できる。詳細は個別見積もりとなる。