9月家計調査、サプリ支出4ヵ月連続減少
健康食品の支出が伸び悩んでいる。総務省統計局がまとめた9月の家計調査報告で、サプリメント剤型の健康食品支出額は4ヵ月連続のマイナスとなった。 「2人以上世帯」を対象とした9月の消費支出は、1世帯当たり28万7963円で、前年同月比は、物価変動の影響を除いた実質で1.1%減、実数と比較した名目で1.8%増。2ヵ月連続の実質減となった。 錠剤やカプセルなど「健康保持用摂取品」の支出額は1世帯当たり1019円で、前年同月比は名目で12.8%減。1000円台はキープしたものの、8月に続いての2ケタ減となった。 健康食品支出を世帯類型別にみると、勤労者世帯が755円で同12.7%減となり、4ヵ月連続の2ケタ減。支出額の多い無職世帯は1470円で同17.5%増と持ち直した。 2人以上世帯の健康食品支出の1~9月累計は9149円で、前年同期比9.4%減。世帯主の年齢階級別では、健康食品支出の最も多い70歳以上が1万2998円で同8.7%減、支出額2位の60代が1万1798円で同4.8%減、支出額3位の50代が7191円で同8.6%減と伸び悩んでいる。