又吉広報が又吉師匠に!? 「同じサイド、変則」ソフトバンクの育成3年目、佐藤琢磨が〝弟子入り〟
ソフトバンクの育成3年目、佐藤琢磨投手(24)が、みやざきフェニックス・リーグを成長の場として、又吉克樹投手(33)に〝弟子入り〟した。19日は日本ハム戦(アイビー)が雨天中止となったが、キャッチボールを一緒に行い、助言を受けた。 ■まるで映画のワンシーン、球場入りする柳田悠岐【写真】 足の動きや体の開きなどを指摘され、佐藤琢は丁寧に1球ずつ投げた。「おおー、いいボール」。受けた又吉はそううなずいた。佐藤琢は「すごく勉強になっている」と感謝する。 新潟青陵高から新潟医療福祉大を経て入団した左腕。昨夏に腕を下げて投げるフォームに変えた。今季はウエスタン・リーグで春に2試合を経験。その後、ファーム非公式戦に出場しチーム最多の47試合に登板。1勝4敗11S、防御率2・44。球速は4キロ速くなり、151キロになった。「球速や球威は成長することができた」と手応えを口にする。 フェニックス・リーグは2試合に登板し、計2回を投げて無失点。「点は取られていないけど、四球の出し方など甘いところがある。抑えられることは分かったので、内容を良くしていければ」と話す。 交流サイト(SNS)でさまざまな発信をして「又吉広報」と親しまれる又吉は15日から同リーグに参加。佐藤琢は2回目の登板となった17日のDeNA戦(生目第二)後に又吉に質問をした。「同じサイド、変則(投手)で、いろんなことを学びたかった」。 この日、キャッチボールをした又吉は「せっかく宮崎に来て、聞かれたので僕が教えられることは教えたい。言語化することは自分の再確認にもなるし、復習にもなる」。その上で「(球を)受けて感じたのは、もっと出力を出せるんじゃないかなと思った。はまった時の球は明らかに強いので、安定して出せるきっかけになればいい」と語った。 フォームのバランス、練習方法…。「全部が勉強。又吉さんの考え方を吸収して、自分のものにしたい」と佐藤琢は強調した。(浜口妙華) 【#OTTOホークスファーム情報】
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