先月の豪雨で被害を受けた輪島市門前町（もんぜんまち）の仮設住宅では床下にたまった泥などを撤去する工事が本格化しています。 輪島市門前町の浦上（うらかみ）地区にある仮設住宅は、先月の豪雨の影響で全ての住宅が被害を受けこのうち、約4割に当たる32戸で床上浸水しました。 復旧に向けて先月から仮設住宅の外側部分の工事が進められていましたが、17日から入居者のいる住宅内部の工事が始まりました。 住民が家の中にある荷物を取り出した後、県から委託を受けた業者が部屋が汚れないように養生を施すなど泥をかき出すための準備を行っていました。 復旧工事は1棟ずつ順番に行われ、工事中の仮設住宅の住民は　2週間ほど、知人や親戚の家に滞在するか、5キロほど離れた門前東小学校に避難するということです。 工事を待つ住民は： 「荷物を（外に）また出さないといけないしちょっと苦しいです。自然災害で仕方ないけども出たり入ったり大変だわ」 復旧工事は12月中旬までの完了を見込んでいます。