「発酵のまち」秋田・横手市でお祝いのセレモニー 「伝統的酒造り」のユネスコ無形文化遺産登録で
秋田朝日放送
「伝統的酒造り」が、ユネスコ無形文化遺産に登録されたことを祝うセレモニーが発酵のまち秋田県横手市で9日開かれ、喜びの声が溢れました。 日本酒や焼酎などに代表される「伝統的酒造り」は日本時間の5日に開かれた委員会でユネスコの無形文化遺産に登録されることが決まりました。 9日夜無形文化遺産登録を祝おうと昔から「糀文化」がさかんで発酵のまちづくりを進める横手市が多くの人が訪れる駅前の施設のオープンスペースを使ってセレモニーを開きました。 会場では市内の蔵の酒や仕込み水がふるまわれ、訪れた人みんなで無形文化遺産登録の喜びを共有しました。 創立100年余り、秋田の酒造りを支えてきた技術者集団「山内杜氏組合」の人たちはこの先を見据え喜んでいるだけではいられないと話します。 山内杜氏組合 石沢繁昌組合長:「コロナ前から日本酒が低迷していたのでこれを契機に日本酒が飲めない方も親しんでもらえればと思います。お酒を飲んで笑顔が僕らの目的。幸せな笑顔を見られるように美味しい酒を造りますので応援お願いします」 横手市生涯学習館「Ao-na(あおーな)」では20日まで市内の酒蔵を紹介するパネルや酒樽の展示を行います。横手市はユネスコ登録をきっかけに「発酵のまち横手」や市内の酒蔵を国内外に発信していきたい考えです。
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