傘寿の杉良太郎 芸歴59年で声優に初挑戦 主人公・親鸞聖人役「少しずつつかんだ」
俳優の杉良太郎(80)がアニメ映画「親鸞 人生の目的」(来年2月公開)で声優初挑戦することが3日、分かった。大ヒット歴史アニメ映画シリーズ第3弾となる最新作で、主人公・親鸞聖人の晩年を演じる。このほど都内でアフレコに臨み、取材会を行った。 同作は原作書籍「歎異抄をひらく」と「人生の目的」を基に、夏目漱石ら多くの知識人が関心を寄せた親鸞の青年時代を描く。激動の時代を背景に、人間としての親鸞の苦悩と葛藤に焦点を当て「やがて死ぬのになぜ生きるのか」という普遍的なテーマを追求する。 芸歴59年のレジェンドが傘寿にして、初挑戦。初のアフレコに挑んだ杉は「製作側の意図を聞いて、どこまでできるか。役者として役になることしかやってきていないので、迷いがあったけど、修正してもらって、少しずつつかんだ。新鮮な気持ち」と笑顔を見せた。