島根県出雲市で結核集団感染 企業中心に10~60代の36人
島根県は8日、出雲市内の企業を中心に県内の10~60代の男女36人が結核に集団感染したと発表した。うち2人が発病したが、通院中で快方に向かっているという。広範囲での感染拡大の恐れはないとしている。県内での集団感染は2018年4月の7人以来。 県薬事衛生課によると、5月9日に出雲市内の医療機関から同市の40代女性が結核になったと県に届け出があった。その後、調査を続け、この女性の接触者328人のうち勤務先の企業1社で34人、家族で1人の感染が分かった。企業の感染者のうち1人が発病し、10月に届け出があった。県は今月7日に集団感染と判断して国に報告した。感染者以外は異常なしか経過観察中、検査の結果待ちとなっている。
中国新聞社