【エリザベス女王杯・生情報】シンリョクカは昨年と同じ馬番8番でも全く異なる結果を望める状況
[GⅠエリザベス女王杯=2024年11月10日(日曜)3歳上牝、京都競馬場・芝外2200メートル] 初のGⅠタイトルを狙うシンリョクカ(牝4・竹内)は輸送前日の8日、午前8時30分過ぎに美浦トレセンの南馬場へ登場した。竹内調教師が自ら騎乗し、南の角馬場でダク→南Bコース(ダート)1周半のキャンターというメニューを消化。さらにはゲート内での駐立を確認した。「もともとゲートはおとなしいので問題はなかったですね。それでいて馬は元気いっぱいですし、身のこなしも良かったですよ。ここまで、しっかりと調整できています」と愛馬の状態を体感で確認した指揮官はホッとした表情をのぞかせた。 7日発表の馬体重は前走比プラス8キロの466キロ。「レース当日は前走と同じくらいになるのでは。最近は、しっかりと調教を積みながらも460キロ前後で安定していますからね。体の張りがいいですし、筋肉の質が良くなっているのを感じています」。古馬らしいボディーを得たことで、前走・GⅢ新潟記念での重賞初制覇につながったとみている。 午前9時に運命の枠順が確定し、決まった馬番は8番。これは9着に敗れた昨年と同じだが、あらゆる面で成長を遂げたとあれば、全く異なる結果が期待できる。「去年は道中で位置取りが下がってしまいましたからね。経験不足と折り合いに気を使い過ぎてしまった分でしょう。枠そのものはド真ん中で申し分ないですね。並びとしても前に行く馬が内にいるので、スムーズに流れに乗りやすいでしょう」とリベンジへの確かな手応えを伝える。 GⅠ制覇となればシンリョクカ、調教師、そして主戦を務める木幡初にとって、いずれも初のビッグタイトル。「縮こまって乗っても仕方がないですからね。思い切った騎乗をしてもらいたい」と2021年6月22日から厩舎に所属する鞍上に全幅の信頼を寄せた。
東スポ競馬編集部