「輪島からボランティアに来てくれたから、必ず行こうと」 台風被災地から“恩返し”の炊き出し
食材は自分たちで購入したり、知り合いの農家から提供してもらったりしたもので、断水が続いているため水も持参しました。 台風災害の時の経験から、野菜不足を補えるよう、店で調理した切り干し大根などの煮物も持ち込みました。 避難している人: 「温かいものを食べると体がポカポカするし、頑張ろうかなと思える」 「人の温かみを感じる」
二つの被災地を知る星野さんですが、能登の被災地は長沼以上に復旧・復興に時間がかかるだろうと話します。 星野良和さん: 「初めて能登に入った時に、これは長期戦だなと感じた。家の倒壊の数、それを片付けてまた住めるようにってなるには、大変な日にちがかかると思う」 星野さんたちは、輪島市で支援活動を続けるNGOと連絡を取り合って支援に入りました。被災地では支援の受け入れ態勢が整っていない場所も多く、一方的に支援に出向くと、かえって交通や他の活動の妨げになる可能性もあり、炊き出しを行う団体に食材を届けるなど「間接的な支援」も大事だと話します。 今も1万5000人近くが避難生活を送る被災地。星野さんたちは今後も出来る限り支援を続けたいとしています。 百代さん: 「衛生面も含めて新品の下着とか服、身の回りのものが揃ってくると、気持ちが前向きになって、安心していくんじゃないかなと思う」 星野良和さん: 「月に何度かはこっちに来て、避難生活が終わるまではちょっと続けていきたいなって思いですね」
長野放送