なぜアジア杯に呼ばない? Jリーグで輝く23歳以下の逸材(5)鹿島に現れた驚異の天才! ノリに乗る男とは?
AFC U-23アジアカップカタール2024で決勝に進んだサッカーU-23日本代表は、パリ五輪出場権を獲得した。そのメンバーに登録されていない選手の中にも、優れた才能を持つ者がおり、これからメンバー選考に割って入ってくるかもしれない。今回はJリーグのクラブで輝く23歳以下の日本人選手をピックアップして紹介する。※成績は5/1時点。
DF:濃野公人 生年月日:2002年3月26日(22歳) 所属クラブ:鹿島アントラーズ 2024リーグ戦成績:10試合3得点0アシスト 濃野公人は、関西学院大学を卒業して、今季鹿島アントラーズに加入したばかりのDFだが、急速に評価を高めている。 濃野は、2024シーズンのJ1リーグ開幕戦で先発メンバーに選ばれた。これは、大卒ルーキーとしては1993年の秋田豊、奥野僚右以来となる異例の大抜てきで、そのまま右サイドバックのレギュラーに定着している。 4月に入ると、さらに驚きを与えている。13日の京都サンガF.C.戦でプロ初ゴールとなる決勝点を記録すると、続くサガン鳥栖戦、ガンバ大阪戦でも得点を決め、現在は3試合連続ゴール中だ。 得点を量産するサイドバックというのはあまり多くないが、決して偶然ではない。前述の京都戦では、56分に藤井智也がドリブルで左サイドのタッチライン際を激走して突破するシーンがあったが、このチャンスで唯一ゴール前まで走り込んでいたのが濃野だった。この積極性に、高校時代までFWだったことからくる得点能力も合わさり、このブレイクにつながっていると言えそうだ。 いまノリに乗っている若手なだけに、パリ五輪行きのメンバーに滑り込むチャンスはあるかもしれない。
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