「弱い木がどんどん枯れる」農地に海水流入 県調査で「塩分濃度は一部でまだ高い」熊本・天草市
熊本放送
今年2月、熊本県天草市の農地に海水が流入した問題で、県と業者がきのう(6月6日)調査報告や補償について住民に説明しました。 【写真を見る】「弱い木がどんどん枯れる」農地に海水流入 県調査で「塩分濃度は一部でまだ高い」熊本・天草市 この問題は今年2月、県が発注した堤防の水門工事で業者が水門の扉を外したまま現場を離れたことで、天草市河浦町の農地に大量の海水が流れ込んだものです。 きのうの説明会では、県が土壌の塩分濃度の調査結果について「塩分濃度は徐々に下がってはいるものの、一部の水田ではまだ高い傾向にある」と報告しました。 その上で、引き続き除塩作業を継続して、農業所得や水に浸かった農業機械などに対する補償も行っていくと農家に伝えました。 果樹農家 山﨑陽介さん「やっぱり弱い木とかは枯れていっている。20本、30本と、どんどん枯れている状態です」 海水が流れ込んだ一部の水田では早期米の苗が植えられ、植え付け後すぐに葉が茶色になる現象が見られたものの、今では50センチほどに生長しているということです。
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