鈴木もぐら、声優・俳優としても注目集め「『ゴジラ』の吹き替えをやる人生になるとは」
お笑いコンビ・空気階段として活躍しながら、俳優としても注目されている鈴木もぐら。現在公開中の、映画『ゴジラxコング 新たなる帝国』では、探査機ヒーヴのパイロット・ミケルを演じている。 【写真】映画『ゴジラxコング 新たなる帝国』のアフレコ風景や場面写真(全5枚) 今回は鈴木にインタビューし、『ゴジラxコング』声優として心掛けたことを質問。「歯の本数をコントロールできる」という特技が飛び出しつつ、さまざまに翻弄される答えが返ってきた。
■映画『ゴジラxコング 新たなる帝国』では「歯の本数から決めていった」 ――吹き替えがお上手で「本当にもぐらさんなのかな?」と思いました。 マジっすか! そう言っていただけると嬉しいです。ちょっと苦労したんで、今回は。監督が「どういう感じで行くか」というので、歯の本数から決めていって、歯の本数が若干少なめな感じに落ち着いたんです。でも、歯が少ないのにリーダーみたいな役を演じたこともなかったので、そこで本当に苦労しました。なんとか監督の演出で乗り切れたかなと思います。 ――声を出す時に歯の少ない人をイメージしたということですか? どのぐらいの本数で行くかコントロールできるんですか? できます。「どういう感じにしましょう」ということだったんで、まずは「歯、どんぐらいでいきますか?」と。監督が「じゃ、今くらいで」と言ったのが、歯の本数少なめだったので。 ――たしかに、そう聞くと、歯が少なめなイメージの声で、洋画っぽさもありますね。 でも、「少なめ」って思ってんの俺だけかもしれない。
――共演者の方々もいましたが、収録は一緒だったんですか? 別々で、1人でやってたので難しかったですね。でもスタジオに喫煙所があって、いい感じでタバコ休憩もいれてくれたので、ストレスなく臨むことができました。いい環境でした。 ――今回、吹き替えのオファーが来た理由については、いかがですか? もしかしたら、歯の本数かもしれないですね。 ――そこですか!? 「どうして僕なんですか?」とか聞かなかったんですか? やっぱ聞けないですよ! 恥ずかしくて。「どうして僕なんですか?」と聞いて、「いや、吉本さんのお付き合いで」とか言われる可能性もあるんで(笑)。そうなると、僕のモチベーションにも関わりますからね。「言わないでよ!」みたいな。