農園廃業の危機を迎えた大家族の運命は? カルラ・シモン監督「太陽と桃の歌」
「悲しみに、こんにちは」のカルラ・シモン監督が、スペインのカタルーニャで桃農園を営む大家族の“最後の夏”を描き、第72回ベルリン国際映画祭で金熊賞を受賞した「太陽と桃の歌」が、12月13日(金)よりヒューマントラストシネマ渋谷、TOHOシネマズ シャンテほか全国で公開される。キービジュアルと予告編が到着した。 「太陽と桃の歌」予告編 三世代にわたり桃農園を営むソレ家だったが、収穫期を前に、地主より夏の終わりに農地を明け渡すよう迫られる。桃の木を伐採し、ソーラーパネルを敷き詰めるというのだ。父は激怒するが、妻と妹夫婦はパネル管理をすれば「楽に稼げる」と心を動かされる。祖父は賭け事で、長男は大麻栽培で資金を得ようとするなど、それぞれが危機に向き合うも大喧嘩が勃発。亀裂が入ったまま、一家は最後の収穫を迎えるが……。 時代の流れに翻弄される一家を通し、絆と未来を問いかけるヒューマンドラマに注目したい。
「太陽と桃の歌」
監督・脚本:カルラ・シモン 出演:ジョゼ・アバッド、ジョルディ・プジョル・ドルセ、アンナ・オティン 2022年/スペイン・イタリア/カタルーニャ語/カラー/ヴィスタ/5.1ch/121分 原題:ALCARRÀS 日本語字幕:草刈かおり 後援:スペイン大使館、インスティトゥト・セルバンテス東京 配給:東京テアトル © 2022 AVALON PC / ELASTICA FILMS / VILAÜT FILMS / KINO PRODUZIONI / ALCARRÀS FILM AI 公式サイト:taiyou-momo.com