衆院選投票率が全国最低の広島県 湯崎英彦知事、要因の一つに「政治不信」
広島県の湯崎英彦知事は5日の記者会見で、10月27日に投開票された衆院選小選挙区で県内の投票率が48・40%と都道府県別で最低だった要因の一つとして「今の政治不信もあると思う」との見方を示した。 【画像】前首相、影響力維持に暗雲 県内の投票率は2021年の前回選より3・73ポイント下がり、戦後初めて50%を割り込んだ。湯崎知事は「非常に短い期間で投開票日を迎えたのが大きかった」とも語った。 投票率低下の要因は県選管が分析するとしつつ、投票の大切さを県民に伝えていく考えを示した。投票率向上に向け、投票の電子化などデジタル技術を活用する重要性も指摘した。 選挙の結果、与野党が伯仲する状況となったことには「国を巡る状況が非常に流動的だ。安定した政権運営で真に実効のある政策を展開してほしい」と述べた。
中国新聞社