“シン芸能人ファミリー”がテレビを2倍面白くする 風前の灯火だったが令和に突如蘇った!(桧山珠美/コラムニスト)
【桧山珠美 あれもこれも言わせて】 5日の「徹子の部屋」(テレビ朝日系)のゲストは仲野太賀だった。朝ドラ「虎に翼」や前クールの連ドラ「新宿野戦病院」でも好演、2026年の大河ドラマ「豊臣兄弟!」の主演も決まっている。 カルーセル麻紀には「ナンボギャラ払ろても値打ちあると思うで!」上岡龍太郎さんが絶賛していた 仲野の父は中野英雄でくしくも30年前に「徹子──」に出演し、次男の名前を「太賀」とつけたことを話していて、そのVTRを本人に見せる場面があった。 徹子に太賀の由来を聞かれ、「大河ドラマに出られるようにと思ったんですけど、ちょっと字は変えてね。僕が無理なんで子供にだけは大河に出て主役でも張っていただかないと、と思って。頼むぞという望みを込めて」と語る父。それを見て太賀は照れつつ、カメラの向こうの父に「大河出るよ~」とおどけた。 中野は太賀の宣伝部長として自身のSNSで出演番組情報などを発信しているとか。そのうち親子共演もありそう。
イケメン親子の沢村一樹と野村康太
親子共演といえば気になるのが沢村一樹と野村康太。 野村は20歳。身長184センチの父親ゆずりのモデル体形とイケメンぶりで前クール「夫の家庭を壊すまで」では松本まりかを慕うピュアな高校生を演じて注目され、現在「その着せ替え人形は恋をする」に出演中。 かつては、おなじみの芸能人ファミリーが何組もいた。ジェリー藤尾ファミリー、大村崑ファミリー、中村メイコファミリー、高島忠夫ファミリー……。 貴ノ花ファミリーもいたっけ。今も機能しているのは西川きよしファミリーくらいか。 そんな風前の灯だった芸能人ファミリーが令和に突如、蘇った。それが藤岡弘、ファミリー。藤岡弘、といえばべっぴんの女優さんと結婚したものの、すぐに離婚したという記憶はあるが、再婚して子供が4人もいたとは。子供が一斉に芸能界デビューするまで知らなかった。突如、現れた1男3女がいずれも美男美女で父を尊敬している様子には驚かされた。 今どき、古き良き日本の家族を守りぬいているから国宝級だ。残念なのは妻の顔出しNG。三歩下がっての日本の伝統を守り、夫を支える存在なのかもしれないが……。 この藤岡ファミリーに対抗するとすれば、柄本明ファミリーだろう。長男の佑、次男の時生、そして長男の嫁は安藤サクラで父は奥田瑛二、母は安藤和津、姉は映画監督の安藤桃子と、かつての長門裕之・津川雅彦ファミリーを彷彿させる華麗なる一族である。 虎視眈々とファミリービジネスをもくろんでいそうなのがキムタクファミリー。母の工藤静香はせっせと娘たちを売り込み、SNSで互いの誕生日にコメントを出すなど仲良しファミリーぶりをアピールするものの、炎上して称賛されず、やればやるほど空回りしているのはお気の毒。 シン芸能ファミリーは要注目。 (桧山珠美/コラムニスト)