秋の大学最高峰バトル。再起を期する4勝1敗「帝京大学」×自信深める5戦全勝「明治大学」。関東大学対抗戦2024
無傷の開幕5連勝・明治大学か。
11月17日(日)の関東大学対抗戦Aグループで、昨季大学選手権の決勝カードが実現する。4勝1敗(3位)の帝京大と5戦全勝で首位を走る明治大が、東京・秩父宮ラグビー場で激突する。
2週間前、大学4連覇を狙う帝京大は大敗を喫した。
早稲田大学に17-48で初黒星。最大の武器であるフィジカリティを発揮できず、キックゲームでも劣勢となり、相手陣での強みを存分に発揮できないままノーサイドを迎えた。
「全ての面で早稲田大学さんが我々を上回った結果、このようなゲームになったと思います。学生たちに勝たせる準備ができなかったことを本当に反省しています。次に向けてこういったことが無いようにいい準備を行っていきたいと思います」(帝京大・相馬朋和監督)
「前に出る勢いなど、早稲田大学さんが全ての面で上回ることになり、このような結果となってしまいました。準備してきたものを出そうとは思っていましたが、攻め込んだところで自分たちがミスをしてスコアできませんでした」(帝京大・FL青木恵斗キャプテン)
相馬監督と青木主将は、全ての面で上回られたと完敗を受け入れた。FL青木主将は「秩父宮で観客も多い中で、経験の少ない選手にとってはプレッシャーに慣れていないところもあったと思います」とも振り返った。
今週の会場もおなじ秩父宮ラグビー場。相手は熱狂的なファンに支えられる「メイジ」であり、アウェーのような雰囲気を感じる可能性もある。
心理的なプレッシャーがかかる状況においても一人ひとりのプレイヤー、そしてゲームコントローラー(9、10番など)が冷静な判断を重ねられるかはポイントのひとつだろう。