【佐世保競輪(モーニング)FⅡ】夏場にどうしても体調を崩す幸津博「おはらいもやりました」
<8日・佐世保競輪・前検日> 【記者コラム・森川和也の追走一杯】 競輪選手はオフシーズンが全くない。それだけに季節ごとの得意・不得意があると選手生命に関わる。幸津博は夏場が大の苦手で「どうしても暑い時期に体調を崩すんですよ」。今夏も例年通り?に胃腸をやられてしまい、7月末の小松島初日に69.50点もあった直近成績が、前回西武園の初日には65.15点までダウンした。「お盆あたりから全く駄目で、おまけに持病の腰痛も出た。本当にしんどかったですよ」。下がり幅は実に4点以上。A級上位選手ならまだしも、チャレンジ戦の〝3期目レーサー〟にとっては弱り目にたたり目といった状態だった。 とはいえ今年でプロ生活は29年目。今までどうにかできなかったのか? 「あらゆる病院で診断してもらったし、効果があるかもしれないという点滴治療なんかもやった。養命酒で体質改善? そういったモノは全てやり尽くしました。何なら神頼みで〝おはらい〟もやりました」とあらゆる角度から変化を求めた。だが「分かったことは何をやっても変わらないってこと。自分のできる範囲で、無理をしないことしかないですね」。真夏の8月7日生まれなのに、かわいそうでならない。▼7Rは支線の3番手という超絶に厳しい番組だが、先頭の増成富夫はこういう時こそ燃えるベテラン。岡部陸斗を巡っての連下争いの形になれば「涼しくなってきたし、ひと頃よりはずいぶんマシになった」という幸津の3着に期待したい。5―7―6、5―14―6。 ▼5R(布居翼)自力型から自在タイプにジワジワと変身中。入田龍馬の2、3番手に飛びつければ4―5=237。