鈴木雅之「ボーカリストという立ち位置がすごく好き」その理由とは?
「録った音」を聴きながら車で走るワケ
続いて、夜の過ごし方について訊いた。 鈴木:基本は録り溜めした番組を見ます。それはわりとずっとやっているかな。 渡辺:鈴木さんがどんな感じで部屋にいるのか知りたいですよね。DVDとかを見るときはソファですか? 鈴木:ソファです。座り始めちゃうと動かなくなっちゃうんですよ。そうするとほしいものを手の届く範囲に置いておきたくて、周囲がコックピットみたいになっている(笑)。こうなるともう1日中動かなくても平気になっちゃうから、「あれ、今日もしかしたら歩いてないかも」っていうくらい動かない日があります。そういうときにいろんなアイディアが浮かぶこともあるので、とっても大事にしていますけどね。 渡辺:鈴木さんは車もご自身で運転するから。 鈴木:大切な応接間ですからね。そこで音の確認をしたり、録った音を持って一回首都高や高速に乗って街並みとリンクしているかどうかを確認したりします。 渡辺:昔、大瀧詠一さんがラッツ&スターの曲をプロデュースしたときに、その曲をみんなで聴くために海岸に行ったっていうエピソードがありましたよね。 鈴木:『Tシャツに口紅』っていう曲でね。 渡辺:それだけ音楽の時間を大事にしている人なんだなって。 山田:朝4時、5時まで活動していると、おなか空きませんか? 鈴木:寝る前に食べないようにはしています。口寂しいときにちょっとはあるけど、夜食としてがっつり食べるのはないですね。そういうときは焼き栗とか干し芋とかね。そういう繊維質なものを口にします。
庭にトレーラーハウスを置くのが夢
このコーナーでは最後に生活を充実させるお気に入りのものを訊く。すると鈴木は、ある願望について話した。 鈴木:キャンピングカーってあるじゃん。あれのうしろにくっついているトレーラーを、たとえば家の庭に置いて、そこを自分のスペースにしたいって思っています。 山田:いいですね。 鈴木:キャンピングカーってすごいじゃん。どこでも楽しめる。それをあえて庭先に置きたい。 山田:庭に置ける空間はあるんですか? 鈴木:ないですね(笑)。 山田は「お洋服やサングラスをたくさんお持ちだと思いますが、どこにしまっているんですか?」と素朴な疑問を口にする。 鈴木:クローゼットに入れています。 山田:サングラスみたいなものは? 鈴木:ありますよ、もちろん。 渡辺:今いろいろありますからね。時計やメガネを入れるやつ。 鈴木:家に防音の部屋があるんですけど、そこにアナログレコードとかがものすごい数あって。あれどうしています? 渡辺:なるべく倒れてこないような方式でやっていますけども。 鈴木:防音室が2階にあって、レコードの重さで沈んでくるんですよ。 山田:えー! 鈴木:部屋の窓が開きづらくなったことがあって、これは危ないぞって。 渡辺:そういうレコードなどが鈴木さんの中に積み重なって、古希ソウルですよ。 鈴木:そうです、そういうものが全て蓄積されているから鈴木雅之になれる。一つとして余計なものはないです。 鈴木雅之の最新情報は、公式サイトまで。 『RADIO DONUTS』のワンコーナー「SUMIFUNOCHUKAI STEP DESIGN YOUR LIFE」では、ゲストのライフスタイルを構築しているルーティンを深掘りする。オンエアは毎週土曜日の9時10分頃から。