SUPER EIGHT・安田章大「もう一度出られるかもしれない未来に向かえていることが誇り」 STARTO2年連続紅白出場なしに所属アーティストが初言及
SUPER EIGHTの安田章大(40)が21日、東京都内でサンケイスポーツの取材に応じ、大みそかの第75回NHK紅白歌合戦でSTARTO ENTERTAINMENTからの出場が「0」となったことについて、同事務所所属アーティストとして初言及した。自身はグループとして2022年まで11年連続で出場。一旦のストップととらえ、「もう一度出られるかもしれない未来に向かえていることが誇り」と前を見据えた。 紅白の出場歌手発表から2日後。安田は、12月7日に開幕するデビュー20周年ドームツアーのリハーサルに励んでいた。 「今は紅白がどうこうより、20周年を締めくくるドームツアーが大事。今年(出場)がなくても、未来に何かがあるかもしれない。明るい方しか考えていません」 SMILE-UP.が旧ジャニーズ事務所所属アーティストのマネジメント業務をした昨年に続き、STARTOが引き継いだ今年も紅白出場0が決定。昨年に連続出場が11回で止まった時点で「自分たちは、そこに執着していたわけじゃなかった」と気付きがあったという。 それでも紅白への思いは特別だ。「出場したことで、いろんな方に知ってもらえた。また出させてもらえたら、ありがたい」としみじみ。「(来年以降)お声がけいただいたら(アーティストの立場では)断る理由はない」と言い切った。 一方で「ファンの皆さんが楽しんでもらえることを、この先も作ればいいだけ」とキッパリ。その場が福岡、東京、大阪のドームツアーになる。 今月3日、全国7都市を回るアリーナツアーを終えたばかり。序盤は負傷して手術を受けた右手中指に不安を抱えながらステージに立ち、「たくさん『ごめんなさい』という思いと、『ありがとう』があふれた」と振り返った。 「僕たちにとって、ファンの皆さんは大事な一メンバーなんです」と20年間でメンバー脱退、事務所の性加害問題、グループ改名などの苦難をともに乗り越えてきたファンに感謝。「諸々含めてSUPER EIGHT。ここまで複雑な味のグループもなかなかない」と自負した。 ドームツアーは「25周年、30周年に向かうための、20周年の終わりの始まり」と位置付け、公演内容については「メンバー5人は一番脂がのっていて〝うま味〟しかないですよ」とニヤリ。SUPERなステージを届けることを誓った。(渡邉尚伸)